【18.07.09】連載「お金をかけずに今すぐできるWEB集客」vol.9

≪第9回 自社ホームページで魅せる → 獲得!A「ホームページの1面トップに何を載せるか?」≫


宿屋大学メールマガジン読者の皆々様へ
(株) 宿援隊 & (株) 宿 力 の石井太樹です。
間が空いてしまってスミマセン。第9回のメールマガジンを配信させていただきます。

前回、《自社ホームページで魅せる → 獲得!@ 「“自社直”が大切なワケ」 「“自社直”増販5大鉄則」
「ホームページの影響範囲」 「ホテル・旅館のホームページの役割」≫についてお伝えしましたが、今回と次回は、ホームページトップ画面と、その前段たるページタイトルとディスクリプションに何を載せるか? を語りたいと思います。
今回は、まず、ページタイトルとディスクリプションについてです。

第4回のメルマガで、@国内消費者の多くは大手OTAで検索Aそこで興味を抱いたホテル・旅館があった場合、70%の消費者が公式サイト(自社ホームページ)を閲覧する 旨を述べました。
したがって、その場合のGoogleやYahoo!での検索方法は、固有名詞である屋号(ホテル・旅館名)ということになります。
その検索結果で最初に飛び込んでくるのがページタイトルです。
文字数は、Yahoo!が31文字、Googleが33文字と決まっています。
では、この文字数制限の中で、ページタイトルに何を載せるか?
ここで次の3つの対策を打つ必要があります。
(1) SEO対策:第4回のメルマガでSEO対策よりも、大手OTAにおける上位表示対策の方が重要である旨を述べましたが、SEO対策は不要だとは言っておりません。ただ、多額のお金をかける必要はないので、ここでほとんどお金のかからないSEO対策を講じてしまおう という具合です。
(2) 魅力の露出:ページタイトルは、消費者の目に最初に飛び込んでくるわけですから、ここで貴館の“ウリ”“トンガリ”を主張する必要があります。
(3) 自社化対策:お客様を自社ホームページから予約してもらえるよう誘導する必要があります。(但し、OTAの上位表示対策も並行して行なう必要有)


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それでは、(1)SEO対策 の事例から見ていきましょう。


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『ホテル紅葉館』という屋号の前に、「岩手」「露天風呂」「花巻」「温泉」というSEO対策上の重要なキーワードが羅列されています。
下記にページタイトル&ディスクリプションの好事例を紹介します。





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次に(2)魅力の露出 です。

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ご覧の通り、「博多駅から徒歩1分」とか、「羽田空港まで無料送迎10分!」とか、「全室露天風呂付客室」といった、競は、合他館が真似できない、あるいは真似しにくい、独特の“ウリ”“トンガリ” が入っていますよね?
これは@消費者に訴求し、選ばれやすくするための施策 であると同時にASEO対策 にもなっています。
なぜなら、「博多駅」「羽田空港」「無料送迎」「露天風呂」が、キーワードとなるからです。
『魅力の露出はSEO対策を兼ねる』 → テッパンです!!

最後に(3)自社化対策 です。
貴館では、ページタイトルに「公式サイト」「公式ホームページ」「公式HP」「公式」を入れていますか?
「公式」を入れることにより、『ここが我がホテル(旅館)のホームページでっせ〜〜〜〜』というメッセージになり、きっとホームページへのアクセスが微増(激増ではない)するはずです。あるかないかでは、確実にアクセス数が変わると思いますヨ。
因みに、楽天さんやじゃらんさんは、ページタイトル末尾に自らのサイト名をちゃんと入れています。



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また、Yahoo!31文字とGoogle33文字の2文字の差を上手く活用して、例えば、文末が「公式HP」で33文字で終わるようにすれば、Yahoo!でも「公式」と露出されます。文字数制限を意識しながら上手に露出してください。
次の事例です。



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「旅館公式HP」に加え、「宿泊予約特典」を露出させています。
これにより、自社予約を促しているワケです。
言うまでもなく、「公式サイト限定予約特典」は、自社予約を促進する【政策】です。
【政策】は【露出】しなければ、やっていないのと同じです。
よって、消費者の目に最初に飛込むページタイトル及び次回触れるホームページトップ画面で露出する必要があります。

もう1つ事例を紹介します。






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このホテルは、政令指定都市で、新幹線停車駅の北九州 小倉にあるビジネスホテルで、稼働が90%を超えており、もはや売る部屋がありません。(地方のビジネスホテルで、稼働が90%を超えてくると事実上、売る客室がなくなります)
また、建物が古く、単価を上げるのにも限界があります。
そうなると、販売チャネルを自社化することで、例え売上が同じでも、利益を上げる というステージになってきます。
なので、「SEO対策」や「魅力の露出」よりも、「自社化」を優先している次第です。
「北九州」や「小倉」あるいは「新幹線」を入れずに、冒頭に「公式サイト」、そして屋号の後に「最低価格保証」「公式サイト限定特典」を入れているのはそういうワケです。


今一度『ホテル紅葉館』 さんの事例を見てみましょう。




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『小倉ベイホテル第一』 さんの事例が「自社化特化型」なら、こちらはいわば「併用型」です。
このように、各ホテル・旅館の事情に合わせて、特化したり、組合せたりするのが肝要です。
なお、自社化に特化する場合は、@稼働が90%を超えている または A大手OTAにおいて、365日例外なく上位表示が取れている(中エリア施設数の20% → 50施設なら常時10位以内) の内、いずれかの条件を満たしていることが前提だと思われます。

次回は、自社ホームページ(PCページとスマートフォンページ)、とりわけ、トップページに何を載せるか? を具体的実例を紹介しながら、お伝えしたいと思います。



なお、これまでのバックナンバーは、
http://www.yadoyadaigaku.com/info/data1/171006-081601.html

をご覧ください。


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“WEB集客とレベニューコントロールのプロ集団”
株式会社 宿援隊 代表取締役
株式会社 宿 力 取 締 役
石井 太樹
 http://yado-riki.com/
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