【15.05.02】5 月 18 日(月)「第 4 回日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会セミナー」開催



第 4 回日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会セミナー

2014 年 3 月に開催された第 3 回日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会セミナーのプレスリリース序文では、ホスピタリティ業界を「総じて上昇基調にある」と評しました。 その後も継続するオペレーションの好況、ホテル投資に対する国内外からの関心の高さを実感すると、私たちは 1 年前には少し慎重すぎたのではないかとさえ思えてきます。
しかし歴史は繰り返すと言います。ホテル・アセットマネジメントに従事する多くの方が体験した世界金融危機や、東日本大震災とそれに続く原発危機の最中には、ホスピタリティ業界がこれほど早い時期にこれほど活況を呈する日がやってくるとは想像もできませんでしたが、この間に多くのことを学びました - 効率的なオペレーションによる NOI の確保、賢い CapEx/FF&E 支出など。

 先人達の言ったことが正しいのなら、ビジネスチャンスが拡大している今は、将来に備えた学びの機会も拡大していると捉えるべきなのでしょう。
 第 4 回目を迎える本年の日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会セミナーでは、オペレーション・投資の双方向から、現在のトレンドを俯瞰することを目指しました。増加するインバウンドをどうオペレーションの好機と捉えるべきなのか?技術的視点から見た建築業界のトレンドとは? あるいはコンバージョンを単なる改装に終わらせず、そこに価値づけを行う新しいスタイルのホテルの紹介や、数年前からホスピタリティ業界を賑わせているライフスタイルホテルの再考など、アクセルを踏みつつも、過去に学び、より一層の叡智が蓄積されることを願い、以下に詳細をご案内いたします。



日時: 2015 年 5 月 18 日(月)13:00-21:00
場所: ウェスティンホテル東京
[B1 階 楓]
参加費: 20,000 円(HAMA Japan 会員は無料)



スケジュール:

13:00 開会のご挨拶

13:10-14:10 「観光立国・日本 京都拠点」の取り組み

公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー
国際観光コンベンション部 部長 赤星 周平様

2014 年 10 月に京都市より発行された「京都観光振興計画 2020」では、「平成 26 年
(2014 年)7 月、世界で最も影響力をもつ旅行雑誌のひとつ、「トラベル・アンド・
レジャー」誌が行った読者投票「ワールドベストアワード 2014」において、世界の人
気都市を決める「ワールドベストシティ」ランキングで、京都市が 1 位に選ばれまし
た。また、平成 25 年(2013 年)の観光客数、外国人宿泊客数、観光消費額はこれま
での最高の数値を記録しています」との書き出しを皮切りに、2020 年に向けた意欲的
な取り組み、目標が挙げられています。一方、ホテル産業という観点でみれば、景観
条例、高さ規制などまだまだ参入障壁が高いマーケットというイメージが一般的では
ないでしょうか。その内実に触れるため、京都市の観光事業を担う中心人物に具体的
な施策策定の背景やその狙いを伺います。


14:20-15:00 建築業界の最新トレンド、アップデート

レンドリース・ジャパン株式会社
担当プロジェクト・ダイレクター 木村 英一様

東日本大震災復興需要、東京オリンピック決定といった需要要因に加え、建築業界の
人手不足からここ数年、建築コストが高止まり状態を続けております。訪日観光客が
急成長する中、投資家・デベロッパーの開発意欲は高まりを見せている一方、高建築
コストが新規プロジェクトの大きな足かせとなっており、多くの投資家・デベロッパ
ーにとって建築コストのトレンドは非常に興味深いトピックといえるでしょう。昨年
同様、今年も建築コストのトレンドとアップデートを本セミナーではトピックとして
扱い、さらに耐震改修促進法に基づく耐震改修といったアセットマネージャーにとっ
ても重要性の高い内容についてもお話しいただきます。



15:00-15:20 休憩

15:20-16:20 コンバージョンによる新たな価値そして今後の展望
(パネルディスカッション)

株式会社ファーストキャビン
代表取締役社長 来海 忠男様
株式会社グローバルエージェンツ
代表取締役 山崎 剛様
UDS 株式会社
Living & Stay 事業部 執行役員 吉岡 明治様

環境や資源への配慮といったいわゆるサスティナブルな社会の実現を目指して、建築
の世界においてもフローからストックへの転換が謳われて久しいですが、ことホテル
においては施設水準が商品価値に直結する性質上、リノベーションやリブランドとい
った機会を除いては建築ストックの活用へはこれまであまり目が向けられていなか
ったように思います。建設コストの高騰、インバウンド増加による高まるホテル需要
といった背景を受けて、リノベーションやコンバージョンの機運が高まりつつありま
すが、ここ数年で新規開業をしているリノベーション・コンバージョンホテルの多く
は、単なる内装の刷新に留まらず、特徴ある施設コンセプトや個性的なオペレーショ
ンにより新たな価値を提案しているように思えます。技術的な制約もある中で、敢え
てコンバージョンというチャレンジングな手法を選んでいる理由やブランド開発に
当たってのフィロソフィー、また、耐震改修促進法の発効により新たな制約が生れた
中で、今後のビジネスをどのように捉えているかについて伺います。


16:30-17:15 ホテルの位置付け、求められる機能の変遷

大成建設株式会社
ビジネス・ソリューション部 ホスピタリティ&レジャー計画グループ
野沢 弘樹様
ホテル・旅行作家
富田 昭次様

日本のホテル史を語るとき、古くは東京ヒルトンホテルに代表されるような外資系ホ
テルオペレーターの進出を切り口として振り返ることが多く、日本がどのように「西
洋式ホテル」というものを捉え発展させてきたか、またその背景にどのような時代要
請があったのか、という部分について踏み込んだ議論に未だ到っていないのが実情で
す。日本の近代史を本流として、明治維新前後の開国に向けた迎賓館的な位置づけの
ホテルを第一段階に、東京オリンピックを契機とする第一次ホテルブーム、私鉄企業
による都市機能の拡大、都市の再開発における第二次、第三次ホテルブームなど、時
系列にその時代要請と背景を踏まえ、ホテルに求められてきた機能の変遷を追うこと
にします。今回は、1873 年に創業、旧帝国ホテルに始まりいままで多くのホテル建設
に深く関わってきた大成建設の野沢様と、作家というお立場でホテルの近代史、社会
史を体系的に理解されている富田様にこれら変遷を伺います。
17:25-18:25 タイトル:「ライフスタイルホテル」とは?顧客視点とビジネス視点
(パネルディスカッション)

モデレーター:
株式会社地域経済活性化支援機構
プロフェッショナル・オフィス シニアディレクター 十枝 裕美子様
パネリスト:
日本ハイアット株式会社
取締役副社長 坂村 政彦様
ヒルトンワールドワイド
日本地区担当 開発統括部長 藤本 博久様
株式会社龍名館
ホテルレストラン事業部 取締役部長 水野 豊様
株式会社 UHM
代表取締役 庭のホテル東京 総支配人 木下 彩様
ホテルバリュー・アドバイザーズ合同会社
代表社員 桑名 秀弥様

最近の世界的な傾向として、開発されるホテルの主なカテゴリーはいわゆる「ライフ
スタイル型」という、新しいプロダクトタイプが主流になっているようです。
それはアジアや欧米も関係なく、またターゲットがミレニアム世代かどうかなどとい
う議論もあまり関係なく、様々な姿かたち、コンセプトのものがあるという状況です。
言い換えれば、明確に定義づけられておらず、様々な提案者がこれは“ライフスタイ
ルホテル”ですと、それぞれの提案をしている状況になっています。また、日本のホ
テルマーケットにおいても、国際観光市場の拡大によって今後さらに需要の伸びと多
様化が予想される中、このライフスタイル型ホテルが今後増えていくのではないかと
考えられます。投資家のすべてが、出来るだけ良いものを作りたいと願い、我々アセ
ットマネージャーはしっかりとした考えを持ってこの期待に応えなければなりませ
ん。そこでセミナーのラストを飾るパネルセッションでは、日本におけるこれからの
プロダクトの在り方としてのライフスタイルホテルとはどんなものか、ということに
ついて出来るだけ深く掘り下げて頂きたいと思います。創造するべき顧客価値と、そ
れに基づく顧客体験のデザインの考え方について、そしてビジネスの観点から見たら
どうなるのか、どうあるべきかという点についても白熱した議論が期待されます。


18:30-21:00 懇親会

 アジェンダおよび講師につきましては現在調整中であり、今後変更する可能性がございます。

日本ホスピタリティ・アセットマネージャー協会事務局
住所: 港区南青山 2 丁目 2 番 15 号 ウィン青山 1403
電話番号: 03-6868-3340
E-mail: japanhama@gmail.com
URL: http://www.hamagroup.org/hama-japan.php


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