【11.06.06】ホテルマネジメント雑学ノート(Vol.12)

自分の価値基準が絶対じゃない

            日本MBTI協会のウェブサイト



 先日、株式会社Plan・Do・Seeのパーソナルディベロップメント室の石川美帆マネジャーにお誘いいただき、「MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)」を受けました。
 これは、性格を16通りに類型化して、16タイプそれぞれの強みや今後の課題を整理したり、人との違いを理解して人間関係作りにも役立てることを目的とした検査です。すでに世界45カ国で利用され、特にアメリカではほとんどの人が一度はやったことがあるメジャーなものになっているそうです(余談ですが、イチローが渡米して間もなくのころ、「君のタイプはなに?」と聞かれたそうです。MBTIの存在を知らないイチローは血液型を答えてしまったそうですが・・・)。
http://www.mbti.or.jp/
 診断は、ウェブ上で答える簡単な検査にまず回答します。その後、その診断結果をもとに、専門家(石川さんは認定資格を持つ専門家です)によるフィードバックとさらなる質問によって、ウェブテストの結果が正しいかどうかを再度確認していき、最終的に自身のタイプ判断の正確性を検証していきます。
 それによると、私のタイプは、「ESTP」でした。外向的であり、モノの見方は五感を通して情報収集し判断していく、判断は論理的にして、行動は計画的というよりはその場その場で臨機応変に変えていくタイプだそうです(自分では疑う余地がないくらいあたっていると思いました)。
 このMBTIの考え方のもとになっているのが有名な心理学者であるカール・ユングの心理学的タイプ理論です。海と陸、大地と空、右と左といったように自然界には二律背反になっているものが多く、人間の性格もそうであるという考え方です。「外向⇔内向」、「感覚⇔直観」、「思考⇔感情」、「判断的態度⇔知覚的台度」という4つの指標を使って判断し、その組み合わせで16通りのタイプに分類していくわけです。手に「利き手」があるように、心にも「利き手」があり、人は無意識のうちに利き手の心で物事を捉え判断しているのです。それに気づき、相対する人にもそれがあるということを知ることによって、コミュニケーションの円滑化を図るのです。

 この考え方は、とても大事です。成功体験が多い人ほど、「自分の価値基準が絶対」と思いがちですし、その価値基準によって認められる人(つまり、お眼鏡にかなった人)は「優れた人」と判断するし、そうでない人は「優れていない人」と判断してしまう傾向にあるからです。その証拠に、上司が部下を選ぶ場合、自分と同じタイプの人を選ぶことがよくあります。
 相手のタイプを知り、理解してあげることができれば、コミュニケーションは円滑になり、その人の長所を引き出し、短所を伸ばすことができるでしょう。

 ホテルビジネスにも二律背反がありますね。ホテル運営者とホテルオーナーという関係です。この二者は、ときに二律背反に陥ります。ホテル運営者は、顧客満足と社員満足を求めるために資金を使いますが、オーナーはできる限り資金は使いたくない。運営者は長期でビジネスを見るべきだけれど、オーナーは短期で見ることがある。ここに矛盾が生じるのです。
 ここでこの二律背反の反対側の立場を考えてみるのです。相手の立場や思いを知って対立を避け、議論ばかりではなく対話を心がける。そうすれば、より良好な関係を続けて、二人三脚ができるようになるのではないでしょうか。

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