宿屋塾セミナー「街の魅力を高めるホテルの創り方～ 前橋地域創生のシンボル「白井屋ホテル」の社長を、マーケティングオタクがやってみたら、こうなった！」

講師：矢村 功氏

群馬県前橋市は、ごく普通の地方都市。数年前まで観光魅力といえるものはほとんどありませんでした。商店街はシャッター通りになり、通行人は減少、街は空洞化の一途を進んでいました。

そんな街を「再度活性化したい」と立ち上がったのが、地元前橋出身でアイウェアブランド「JINS」の創業者である田中仁氏。私財を投じて廃墟となっていた白井屋ホテルを購入し、６年かけてアートホテルにリノベーションされました。

そのホテルの経営を託されたのが矢村氏。
「アートホテルという魅力で前橋の街を再度活性化させる」という使命を託されたマーケティングのスペシャリストです。遠方からでも泊まりに来たいと思わせる魅力あるホテルを創り、そのホテルに魅力的な人が集うことで街を再度活性化させるという非常に難しい仕事を、開業から５年かけて矢村氏は成し遂げました。

今回の宿屋塾は、「このホテルをシビックプライド（都市に対する市民の誇り）の場になるようにしたい」と熱く語りつづけ、高単価繁盛ホテルを創り、地域創生の起爆剤としての使命を果たし続けるホテルの創り方を学びます。

【矢村功（やむら・こう）氏のプロフィール】

大阪府出身。大阪大学大学院 工学部応用物理学科卒。
2002年外資系広告代理店ビーコンコミュニケーションズ入社、大手外資系飲食チェーン店のマーケティングに携わる。
2010年株式会社JINSに入社。商品企画、マーケティング・PRの統括としてメガネの国内販売本数No.1、中国及びアメリカへのビジネス拡大に貢献。
2016年シドニー発のクロスカルチャーに特化したマーケティング代理店doqの日本支社doq Japanを設立。日本企業のグローバルマーケティング、インバウンドマーケティング支援を行う。
2019年前橋地方創生プロジェクトの一環であるアートホテル「白井屋ホテル」の運営会社を設立し翌年、同ホテル開業。英国のトラベル雑誌「NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELLER HOTEL AWARDS2021に選出。
2024年8月に同社を退社、現在はマーケティング会社Ko & Co.を設立し企業のビジネス支援ならびにマーケティング研究を行っている。

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