「ヒストリカル・ブランディング ~成功事例紹介! 脱コモディティ化の観光マーケティング」
講師:(株)ヒストリーデザイン 代表取締役 久保健治氏
2008年に「観光庁」が設立され、日本国中で観光振興が始まりました。そして、政府も地域も企業も、「観光で稼ぐ」ことをがんばり始めました。これまで素朴な生活を続けてきた地域も、徐々に商業化色を帯びてきました。そこにある素材を伝えること以上に、観光客が喜ぶものを商品として新たに作ったり、町をテーマパークのように変えてしまったりという事例がでてきました。日本国中に「ご当地プリン」が創作され、古民家カフェが乱立し、ゆるキャラが誕生しました。「マーケティング」の本質は、顧客ニーズに合わせて商品を提供することですので、観光をマーケティングすれば、その行きつく先が上記のようになるのは当然です。結果、日本中の観光地がコモディティ化してきています。コモディティ化とは、真似されて一般化し、モノの価値が下がっていく現象のことを言います。
今回、宿屋塾にご登壇くださる久保氏は、元々は歴史研究家。そして、地域マーケティングの仕事もされています。経営戦略やブランディングにも非常に詳しいコンサルタントです。その久保氏が満を持して、これまでの研究・活動をまとめてこのたび、本を上梓されました。『ヒストリカル・ブランディング 脱コモディティ化の地域ブランド論』(角川新書)です。本書の論旨は、ずばり「観光地の高付加価値と差別化を、歴史を武器にして行っていく」です。歴史は真似しようがありませんから。その具体例と手法がたくさん紹介された、貴重かつ非常に有益な秀作です。
今回の宿屋塾は、本書の出版を記念して開催いたします。また、本には書いていない宿泊施設の事例もご紹介くださいます。歴史を使って地域や宿の魅力を発進したい方、歴史を武器にする方法論を知りたい人など、必見の90分です。
【こんな内容です】
●ヒストリカル・ブランディングとは何か
●なぜ、「観光マーケティングはずれている」と帯に書いたのか
●地域を消費しない観光の特徴とは
●歴史が高付加価値と差別化を実現する理由
●本には書かなかった最新事例で宿泊施設向けの方法を公開
【こんな人におすすめです!】
●歴史を使って地域や宿の魅力を発進したい方
●観光振興従事者
●歴史を武器にする方法論を知りたい人
●歴史や旅が好きな人どなたでも
【日時】2024年2月9日(金)18:00~19:30
【定員】100人 ※受講される方は、一つのPC(もしくはプロジェクターで投影され)を何人でご覧いただいても構いません。
【料金】5000円(税込)
★申込は 宿屋大学 #178【宿屋塾】@ZOOM「ヒストリカル・ブランディング ~成功事例紹介! 脱コモディティ化の観光マーケティング」 | Peatix
【久保健治(くぼけんじ)氏のプロフィール】
(株)ヒストリーデザイン 代表取締役
1981年生まれ。武蔵野大学神田外語大学兼任講師。NPO法人全日本ディベート連盟専務理事。データストラテジー株式会社研究員。創価大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。修士(歴史学)。近代日本史料研究会、藤沢市史の史料編纂に従事した後、東京工業大学特任講師、ソーシャルメディアマーケティング会社を経て株式会社ヒストリーデザインを設立。専門は地域マーケティング論、経営戦略論、地域資源論。経営学者兼コンサルタントとして、観光分野を中心に歴史を活用した経営戦略の理論研究とビジネス実践を行っている。
【日時】 | 2024年2月9日(金)18:00~19:30 |
【定員】 | 100人 ※受講される方は、一つのPC(もしくはプロジェクターで投影され)を何人でご覧いただいても構いません。3密厳禁で |
【料金】 | 5000円(税込)
※学生特典・・・学校のドメインを使ったメールアドレスなので、申し込まれた学生は、特典として、久保氏の新刊『ヒストリカル・ブランディング』(サイン入り)を、後日プレゼントします。備考欄に、「学生です。書籍希望」とお書きください。 |
【会場】 | オンライン ※申し込みいただいた方に、前日までにZOOMのURLをお伝えします。 |
年間パスポート、回数券をお持ちの方は、講座名とお名前を、事務局(info@yadoyadaigaku.com)まで、メールでお知らせください。