DAY1 ホテルビジネスとプロフェッショナルマネジャー
ホテルビジネスの本質とマネジャーに求められる能力や考え方を理解する。
ビジネス基礎DAY2 ロジカルシンキング
問題解決を考える際、問題の本質はなにか、どんな枠組みで検討すべきか、原因は何かといったことを論理立てて検討します。その上で打ち手を考えないと見当違いな打ち手になって失敗に終わります。本講座では、ビジネスをするうえで必要不可欠な論理的思考、問題解決の流れを学びます。
ビジネス基礎DAY3 総支配人としての在り方
ホテルビジネスを取り巻くグローバル社会の現状と未来を押さえ、ホテル総支配人のあるべき姿、これからの時代に求められるスキルやマインド、知識や経験、そしてどんな覚悟が必要なのかをお伝えします。
モノ系DAY4 ホテル経営戦略&マーケティング
ホテル事業が持続的に成長していくためにはマーケティング思考を持つことは不可欠です。マーケティングのみならず総支配人としてのあらゆる活動に有効となる「戦略思考」そして「マーケティングのフレームワーク」を学びます。その上でホテルの売上・収益を最大化するための組織一体となったマーケティング活動のモデルへの理解を深め、マーケティングは一部の部門の業務ではなく、全社一体となった活動として取り組むことがいかに大切かを理解いただきます。
ヒト系DAY5 ホテルビジネス・リーダーシップ論
リーダーシップとは、人を目標に向かって育てる影響力です。リーダーは、明確な目標を設定共有し、組織環境を整え、チームを束ねてリードすることにより一人一人の力を高めて組織行動を最大化します。スタッフ自らが商品となるのがサービス業の特徴です。本講座では、ホテルのトップに必要なリーダーシップのあり方やスキルを伝えるとともに、自分のリーダーシップを分析し、より良いサービス組織の創造を考えます。
ヒト系DAY6 モチベーション・マネジメント
サービス業においては、働くスタッフが「仕事だから働く」というスタンスではなく、「“したいこと”として仕事を自発的にする」というスタンスが求められます。そういう職場は、生産性や雰囲気が格段に良いです。本講座では、「スタッフが自身の能力を最大限発揮したいと思わせるモチベーションの向上と、能力を発揮したいと思える職場づくり」の手法を学びます。
ヒト系DAY7 ヒトと組織の強化と変革
組織を束ね、人を動かして事業を推進するマネジャー、リーダーが供えるべき資質とはなにかを、日本を代表するプロ経営者である柴田励司氏から学びます。
モノ系DAY8 ホテルのデジタルマーケティング
いまや、ホテルの宿泊予約をする人でネットを利用しない人はいないと言っても過言ではありません。デジタルマーケティングは、ホテル経営の要になっています。本講座では、ホテル総支配人として、最低限知っておくべきデジタルマーケティングの基本、直販増やすための基礎知識をお伝えします。また、ホテルが取り組むべきデジタルマーケティングのポイントを80項目のチェックリストに分け、一つ一つの項目に沿って自社サイトを検証していただきます。
モノ系DAY9 レベニュー・マネジメントとCRM
ホテル経営のスタンダードになっている「レベニュー・マネジメント」と「CRM」の二つの概念と基本的なプロセスを理解いただきます。レベニュー・マネジメントの演習は実際のホテルデータに近いものをベースに、データ分析をして売値を導き出していただきます。CRMの演習は、仮想のホテルの会員制度を企画し、オーナー経営者に向けてのプレゼンテーションをしていただきます。レベニュー・マネジメントもCRMも、担当者のためのテクニックを学ぶのではなく、ホテル総支配人としてこの二つの概念をしっかり理解して、担当者とコミュニケーションし、判断できるベースを習得することを目的とします。
ヒト系DAY10 リーダーとしてのコミュニケーション術
リーダーシップにおいて感情は重要な要素となります。感情を上手に伝えることで、チームの士気を高め、信頼関係を築くことが可能となります。一方、感情に振り回されることなく、冷静に対処する力が求められています。 リーダーとしてのコミュニケーション力を向上させるための具体的な手法について学びます。
モノ系DAY11 サービスオペレーションと事業再生
ホテルの事業価値には、「ハードウェア」「ソフトウェア」「ヒューマンウェア」の3つがあります。そのうち、「ソフトウェア」の魅力や価値を高めるのが「オペレーション」です。仮にハードウェアという建物の魅力が少なくても、オペレーションによってホテルのトータルの価値は向上させることができるのです。本講座では、サービスオペレーションの構築及びカイゼン手法について考えます。また、現在ターンアラウンドマネジャーとして旅館再生を実行中の日生下講師から、事業再生の手法について実際の事例も踏まえてレクチャーいただきます。
カネ系DAY12 数字によるホテル経営とユニフォーム会計
本講義では、総支配人が知っておくべき会計の仕組みについて学習することで「数字に強いホテリエ」になることを目指します。企業の経済活動を数字で記録・集計したPLやBSなどの財務諸表について学習し、次の行動に移るための勘どころを押さえられるようになることを目標とします。また、ホテルビジネスの世界的な会計基準である「ユニフォーム会計」について学習し、部門別の収益構造や階層別の収益管理について理解できるようになることを目指します。さらに、従業員満足度や顧客満足度といった数字にも目を向け、個人や組織がバランスの取れた持続可能な戦略マップを描くための知識の習得を目指します。
カネ系DAY13 ホテルプロデュースと経営戦略
ホテル・旅館とは資本集約型の不動産業であり、かつ労働集約型のホスピタリティ産業でもあります。かつては「創るプロ」と「運営するプロ」の役割が分化していきましたが、社会環境や顧客嗜好が多様化する昨今においては、ハードとソフトが統合された雰囲気やサービス設計が最大の価値として認知されます。言い換えれば、どんなに素晴らしいハードやブランド、コンセプトがあっても、そこに想いやサービス哲学を持った運営者が居なければ、ホテルは単なるハコに終わります。 これからの総支配人、経営者に求められるのは「創る(コンセプトを体現したハードづくり)」と「育てる(運営しながら更に価値を向上していく)」をつなげることの出来る人材です。その第一歩として、1)「オーナーを動かす」提案作成、2)創ってきた思いや価値をオペレーション力によって高める運営プロセス、について考えていきます。
ヒト系DAY14 ホテルの労務管理と危機管理
ホテル業において最も重要な経営資源である人材の「管理」について、「総支配人」という運営責任者がやるべき事、やってはいけない事を実際の多様なケース演習を通じて学びます。時代のトレンド(採用環境の変化や働く人々の意識の変化、カスタマーハラスメント対策など)を労務管理の側面から整理、分析をしたうえで、トレンドに合わせて労務管理を行う事の意義を理解し、実際の業務に役立つアイディアや知識を身に付けます。災害や事故などに直面した際、BCP・コンティンジェンシープランの重要性を理解します。
カネ系DAY15 ホテル開発と不動産
ホテル総支配人は、ホテルのオーナー・投資家の代わりにホテル運営を託されて責任者として運営を遂行します。その意味では、ホテルオーナーや投資家と同じ視点でビジネスに取り組む必要があるのです。本講座では、託される前のホテルができるまでのバックグラウンドや不動産としてのホテルの特性を学びます。
カネ系DAY16 オーナーリレーションズ&アセットマネジメント
ホテルという不動産にサービスという付加価値をつけて事業を創造していくのが総支配人の役割であるのに対し、ホテル不動産の価値を維持し最大化する役割を担うのがアセットマネジャーです。ホテル本講座では、ホテルアセットマネジメントの概念を理解するとともに、5人程度のチームを作り、ホテルアセットの価値向上のための企画・プレゼンをしていただきます。
FINISHDAY17 最終プレゼンテーション会
PHM講座で学んだ知識、スキルをフル活用し、自社の経営改善計画を発表していただきます。
ビジネス基礎現役ホテル総支配人(本講座修了生)との「トーク」&「Q&A」
現役ホテル総支配人との対話を通じて、総支配人の日常や組織マネジメントを学ぶことができます。 数値管理やオーナリレーションなど、総支配人のリアルな日常を実感できます。 Q&A形式ですので、多様な現役GMに日ごろの疑問を投げかけてください。
SPECIAL特別セッション
世界の観光業界、宿泊業界のグローバルスタンダードはどうなっているのか、米国の観光ホスピタリティ系大学では、どのようなカリキュラムで学びを提供しているのか、ホテルマネジャーが必要とされるスキルセットはなにか、米国最大規模&研究論文発表数ベースランキング米国1位のHospitality経営学部で教える原先生から学びます。
SPECIAL激励セッション
PHM修了生による激励セッション。【DAY16】の課題である「チームプロジェクト」に向けた経験を、激励とともに先輩方からアドバイスが聞けるという内容。 PHM修了生同士の繋がりを作るネットワーキングの場にもなります。