第13回PHM養成講座
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各講座のラーニングポイント
★ホテルマネジャーとしてのビジネス基礎
DAY1 ホテルビジネスとプロフェッショナルマネジャー
……ホテルビジネスの本質とマネジャーに求められる在り方、能力、考え方を理解します。
DAY2 ロジカルシンキング
……問題はなにか、どんな枠組みで検討すべきか、原因は何かといったことをしっかり論理立てて検討した上で打ち手を考えないと見当違いな打ち手になって失敗に終わります。本講座では、ビジネスをするうえで必要不可欠な論理的思考、問題解決の流れを学びます。
DAY3 総支配人としての在り方
……ホテルビジネスを取り巻くグローバル社会の現状と未来を押さえ、ホテル総支配人のあるべき姿、これからの時代に求められるスキルやマインド、知識や経験、そしてどんな覚悟が必要なのかをお伝えします。
DAY4‐1 グローバルホテリエが備えるスタンダードな能力とは
……米国をベースに、世界中の観光ホスピタリティ系マネジメントスクールで講義を行なう原先生に、ホテルビジネスのグローバルスタンダードを解説していただき、グローバルで活躍するホテル総支配人がどのような学びや経験を積んでいるのか、これからの時代に求められるスキルやマインドはなにか、世界と比べて劣後していると言われる日本のホテル経営・マネジメント力をどう高めるべきかを考えます。
DAY4‐2 ヒトと組織の強化と変革
……組織の牽引や変革を行なっていくリーダーに求められていることはなにかを押さえます。宿泊ビジネスは、建物というアセットの上で、人が価値を創っていくビジネスです。よって、一人ひとりの能力開発と組織開発がキモになります。人や組織の能力を高め、実力を発揮してもらうためにリーダーがすべき意識改革とチームのベクトル合わせのポイントを学びます。
★ヒト系
DAY5 ホテルビジネス・リーダーシップ論
……リーダーシップとは、人を目標に向かって育てる影響力です。リーダーは、明確な目標を設定共有し、組織環境を整え、チームを束ねてリードすることにより一人一人の力を高めて組織行動を最大化します。スタッフ自らが商品となるのがサービス業の特徴です。本講座では、ホテルのトップに必要なリーダーシップのあり方やスキルを伝えるとともに、自分のリーダーシップを分析し、より良いサービス組織の創造を考えます。
DAY6 モチベーション・マネジメント
……サービス業においては、働くスタッフが「仕事だから仕方なく働く」というスタンスではなく、「“したいこと”として仕事を自発的にする」というスタンスが求められます。モチベーションのメカニズム、モチベーションの高め方、維持の仕方を学びます。
★モノ系
DAY7 ホテル経営戦略&マーケティング
……ホテル事業が持続的に成長していくためにはマーケティング思考は不可欠です。「消費者視点を持つことの重要性」をまず理解いただきます。その上でホテルの売上・収益を最大化するための組織一体となったマーケティング活動のモデルへの理解を深め、マーケティングは一部の部門の業務ではなく、全社一体となった活動として取り組むことがいかに大切かを理解いただきます。マーケティングのフレームワークは既に理解しているとのスタンスで講義を行いますので、マーケティングの基本を理解されていない方は予習をしてきてください)。
DAY8 ホテルのデジタルマーケティング
……いまや、ホテルの宿泊予約をする人のほとんどがネットを利用しています。インターネットを使ったマーケティングは、ホテル経営の要です。本講座では、ホテル総支配人として、最低限知っておくべきデジタルマーケティングの基本、宿泊プラン造成のコツなどをお伝えします。また、ホテルが取り組むべきネットマーケティングのポイントを80項目のチェックリストに分け、一つ一つの項目に沿って自社サイトを検証していただきます。
DAY9 レベニュー・マネジメントとCRM
……ホテル経営のスタンダードになっている「レベニュー・マネジメント」と「CRM」の二つの概念と基本的なプロセスを理解いただきます。レベニュー・マネジメントの演習は実際のホテルデータに近いものをベースに、データ分析をして売値を導き出していただきます。CRMの演習は、仮想のホテルの会員制度を企画し、オーナー経営者に向けてのプレゼンテーションをしていただきます。レベニュー・マネジメントもCRMも、担当者のためのテクニックを学ぶのではなく、ホテル総支配人としてこの二つの概念をしっかり理解して、担当者とコミュニケーションし、判断できるベースを習得することを目的とします。
DAY10 競争戦略
……競争戦略とは、企業が市場競争で生き残り、他社よりも高いパフォーマンスを達成するための意思決定及び具体的な行動です。顧客から選ばれるホテルであり続けるために、競争戦略を具体的にどう計画・実行していくのかを考えます。
★カネ系
DAY11 サービスオペレーションと事業再生
……ホテルの事業価値には、「ハードウェア」「ソフトウェア」「ヒューマンウェア」の3つがあります。そのうち、「ソフトウェア」の魅力や価値を高めるのが「オペレーション」です。仮にハードウェアという建物の魅力が少なくても、オペレーションによってホテルのトータルの価値は向上させることができるのです。本講座では、サービスオペレーションの構築及びカイゼン手法について考えます。また、現在ターンアラウンドマネジャーとして旅館再生を実行中の日生下講師から、事業再生の手法について実際の事例も踏まえてレクチャーいただきます。
DAY12 数字によるホテル経営とユニフォーム会計
……ホテルの総支配人がおさえるべき「数字」には何があるのかを理解し数字に強いホテリエを目指します。また、世界ホテルの統一会計基準である「ホテルのユニフォーム会計」を学びます。 また、実際の財務諸表(PL)を読み解き、オーナーなどのステークホルダーに向かって現状報告するワークをし、数字や財務諸表に慣れ、分析し、アクションに移す訓練をします。
DAY13 ホテルプロデュースと経営戦略
……ホテル・旅館とは資本集約型の不動産業であり、かつ労働集約型のホスピタリティ産業でもあります。かつては「創るプロ」と「運営するプロ」の役割が分化していきましたが、社会環境や顧客嗜好が多様化する昨今においては、ハードとソフトが統合された雰囲気やサービス設計が最大の価値として認知されます。言い換えれば、どんなに素晴らしいハードやブランド、コンセプトがあっても、そこに想いやサービス哲学を持った運営者が居なければ、ホテルは単なるハコに終わります。これからの総支配人、経営者に求められるのは「創る(コンセプトを体現したハードづくり)」と「育てる(運営しながら更に価値を向上していく)」をつなげることの出来る人材です。その第一歩として、1)「オーナーを動かす」提案作成、2)創ってきた思いや価値をオペレーション力によって高める運営プロセス、について考えていきます。
DAY14 ホテルの労務管理と危機管理
……ホスピタリティ業において最も重要な経営資源である人材の「管理」について、「総支配人」という運営責任者がやるべき事、やってはいけない事を実際のケーススタディを通じて学びます。また、コロナ禍がよい事例ですが、危機に瀕したときに、その危機にどう対応し、どのように組織をまとめていくかといったノウハウを身に付けます。
DAY15 ホテル開発と不動産
……ホテル総支配人は、ホテルのオーナー・投資家の代わりにホテル運営を託されて責任者として運営を遂行します。その意味では、ホテルオーナーや投資家と同じ視点でビジネスに取り組む必要があるのです。本講座では、託される前のホテルができるまでのバックグラウンドや不動産としてのホテルの特性を学びます。
DAY16 オーナーリレーションズ&アセットマネジメント
……ホテルという不動産にサービスという付加価値をつけてホテル事業を創造していくのがホテル総支配人の役割であるのに対し、アセットとしてのホテル不動産の価値を維持し最大化する役割を担うのがアセットマネジャーです。本講座では、ホテルアセットマネジメントの概念を理解するとともに、金融商品としてのホテルアセットの売買の理論を学びます。また、三カ月間かけて、「あるプロパティの価値向上のためのリノベーション案を提案する」というチームプロジェクト(一チーム5人)も行います。
DAY17 最終プレゼンテーション会
……8カ月間の学びと実践の集大成として、クラスメイトや講師、企業経営者や人事担当者の前で、「すべての講義内容をフル活用して、経営者向けに経営改善計画」、もしくは「次年度以降の事業計画」をプレゼンしていただきます。
Address
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2-18-12(東京YMCA国際ホテル専門学校内)
TEL:050-5306-2953
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