【関西宿屋塾】
第十二回「地名」で観光客は呼べない! TDRとUSJを同日ハシゴする外国人から学ぶ観光の本質を捉える思考法
講師:たびすけ合同会社西谷
代表 西谷雷佐氏
訪日外国人観光客は年間3000万人に迫る勢いで増え、日本は今、インバウンドに大いに沸いています。その一方で東北エリアなどの地域には、ほとんど訪日外国人観光客は訪れていない状況です。地域は一生懸命「自分の街」に来てもらおうとPR合戦を繰り広げていますが、観光客の心を掴めていないのが現状です。
例えば仙台では牛タンが有名です。仙台を訪れた観光客に「仙台に来たならぜひ牛タンを!」というのは、捉え方によっては「押しつけ」になります。地域の観光は得てして「プロダクトアウト思考」になりがちなのです。牛タンを仙台で食べる「理由」は何なのでしょう? 全国には他にも牛タンが美味しい街はあるのです。
これは一つの例ですが、こういった「名物のアピール」のアプローチではなく、外国人の旅の意図や目的、見たいこと、したいこと、食べたいモノなどなどを理解してそれに応えていく「マーケットイン」の思考、つまり、「観光の本質を捉える思考法」が今後とても重要になってきます。
そう考えると、名産品や特産品がないと嘆かなくても、彼らにとって魅力的なものは、我々の日常になかにたくさん見つけることができます。我々にとってはなんの魅力もないコトやモノの中にある観光資源に、我々が気付いていない(見つける努力をしていない)だけなのです。
観光という言葉が持つ意味が大きくパラダイムシフトしようとしています。
本講座では、その地域ならではの暮らしぶりに注目してユニークなツアーを企画し、大ヒットを打ち続けている「たびすけ」の西谷雷佐代表氏に、具体的な事例をたくさん紹介いただきながらホテル・旅館業界にも活かせる「観光の本質」を読み解いていきたいと思います。
考え方を変えるだけで、たくさんの魅力的な企画アイデアが湧き出てくるでしょう。
観光魅力の発想を変えて、外国人を魅了する企画づくりをしませんか。
【こんな内容です】
・「地名」で観光客は呼べない。ではどうすればいいのか?
・超裕福層が泊まるホテルは1泊500万円。あなたのホテルに何ができるか?
・「新鮮だから素材そのままで提供」が売れない理由。
・「あるもの活かし」の目線で「暮らしぶり」を商品にする手法
・1つではダメでも3つを掛け合わせて価値を生み出す「編集力」
・観光客入込数に意味はない。「キャッシュポイント」を明確にせよ
・あなたの商品でなければいけない「意味」と「理由」を明確にせよ
【こんな人におススメです!】
・話術や発想力を磨き、仕事に役立てたい方
・宿泊と観光を連動させるヒントが欲しい方
・インバウンドに興味のある方
・着地型観光に興味のある方
・DMOに興味のある方
・観光の本質を捉えたい方
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