緊急企画【宿屋塾】@ZOOM
「米国の博士研究者が考えるアフターコロナの世界観光市場とは ~世界の観光ホスピタリティ産業で互角以上に勝負するための自己投資戦略」

 講師:セントラルフロリダ大学ローゼン
・ホスピタリティ経営学部 准教授
一橋大学大学院商学研究科特任教授、
      京都大学経営管理大学院客員教授兼務 原忠之 氏

グローバル化が急速に促進され、ヒトやモノやカネや情報が国境という壁を飛び越えて流通・交流するようになって以来、人類はいま最も大きな感染禍を被っています。国際観光をする人の数は、今後も増え続けるに違いないと思っていたオリンピックイヤーに、まさか天災でもなく金融危機でもなく国際紛争でもなく、このようなウイルスによる攻撃で、世界中が混乱するということは、だれも想像しなかったのではないでしょうか。

 

Stayhome。どこにも出掛けるな。人に会うな。

 

これは、人が自分の住むエリアから外に出るという観光業や、人と人が触れ合って接客することによって価値が生まれるホスピタリティ業において、死刑宣告にも近い仕打ちとも言えます。

 

ワクチンや治療薬ができれば、時期に収束するのでしょう。
しかし、その後の社会のカタチ、コミュニケーションの在り方、観光やホスピタリティビジネスの存在意義などは、どうなっていくのだろうか。世界の観光学者は、どう予測しているのだろうか。

 

そんな疑問を抱き、日本の観光施策のブレーン、原先生にお聴きしてみたいと思いました。

今回の宿屋塾では、米国を拠点に、観光を研究し、観光ホスピタリティビジネスを教える博士研究者である原忠之先生に、今後の世界の観光業のゆくえと、従事者である我々はどう行動すべきかをご教授いただきたいと思います。

2時間のオンライン講演会ですが、ZOOMのチャット機能を活用し、参加者からの質問を受け付け、お答えいただくという質疑応答もたっぷり行いたいと思います。


 

【こんな内容です】

「アフターコロナの世界観光市場とは」

●潜在観光客の観光地選定における優先順位の変化
●Safety, security, cleanliness というHygiene Factor
●悲観論には同調せず。日本が的確な世界向けマーケテイングを行う事が大前提
●再開案にはホテル産業内での運命共同体意識及び、その他異業種観光関連産業との連携必須
●各地域リーダーシップは各地のDMOが主導
●DMOの主要メンバーはホテル業界が輩出
=ホテル産業界に従事する貴方に地元産業界を牽引する意識はあるか?
●米国最大観光地の再開戦略案作成から見た需要側復興仕掛け
●「上様からの指示待ち対応」と「産業界の再開と復興需要は自ら仕掛けるという態度」の相違

 

「世界観光ホスピタリティ産業で勝負するための自己投資戦略」

●世界のホテル経営幹部候補生キャリアトラック
●従業員と経営幹部候補生の相違
●世界のホテル経営幹部候補生に期待される不変の知識群
●内容確認(会計、財務、マーケテイング、人事管理、不動産投資、料飲管理、MICE、異文化経営)
●業務経験はインターンシップにて習得(400時間×3学期)
●米国世界ホテルチェーン幹部候補生となる学生のプロフィール
●リーダーシップ経験
●成績と業務経験
●COVID-19による失業率と学歴の相関関係に見る教育の意義
●世界競争とその実態
●東アジア内予選と世界競争の実態
●性別、年齢、人種、国籍と異文化経営
●消滅したインバウンド層の意義確認
●「ほら見た事か」へ効果的に反論するための事実確認
●日本経済規模、輸出入額と品目、インバウンドの意義確認(富の移転か、国富増大か)外貨獲得エリート産業
●自己投資、継続教育の意義
●人生で何を達成したいのか、常に意識し、それに向けて行動
●「おもてなし」「日本語」では世界勝負不可。126対7,800(1.6%対98.4%)を意識し、行動する
●COVID-19は「教育の機会均等」が実は平等でなかった事が判明した機会
●オンライン教育(特に継続教育分野の意義)は革新的
●英語は手段、目的ではない。英語では勝負不可。正に世界で稼ぐためのHygiene Factor「英語力と笑顔・態度」の他に何で勝負するのか?

 

「質疑応答」

●チャット機能で視聴者の皆様から質問をお送りいただき、原先生にお答えいただきます

 

【こんな人におススメです!】

●アフターコロナの世界の観光業界の動向を知りたい人
●アフターコロナの世界のホテルの進化や在り方の変化が知りたい人
●世界における日本の観光・宿泊産業の相対的なレベルを知りたい人
●ホテルのマネジメントレベルでキャリアを形成していきたいと考えている人
●海外留学に興味のあるホテル業界人や学生


 

 

【原忠之氏のプロフィール】
日本興業銀行、外務省を経て、米国コーネル大学ホテル経営学部博士号取得。
他にホテル経営、経営、地域科学の3修士号を米英の大学で取得。ローザンヌホテルスクールでも教鞭。早稲田大学国際教養学部及び商学部学術院(MBA)客員准教授。一橋大学大学院商学研究科特任教授(ホスピタリテイMBA)、京都大学経営管理大学院客員教授(観光MBA)兼務。観光庁・観光統計調査委員、内閣府地方創生カレッジ委員兼務。米国観光ホスピタリティ経営分野で正規教員職、テニュア(研究者終身身分保障)を持つ唯一の日本人。観光・ホスピタリティ経営学部として全米第1位(3,600名)の規模を持つセントラルフロリダ大学ローゼン・ホスピタリティ経営学部のNo.2として米国学部経営(人事、財務、学事、総務、企画戦略)7年担当。世界の観光ホスピタリティ学部経営者としても唯一の日本人。米国フロリダ州オーランド在住。

【日時】

2020年5月29日(金)

19:00~21:00

【定員】

90人

【料金】

5,000円(税込)

【会場】

オンライン

 
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