【宿屋塾】
「ホテル・旅館におけるペルソナマーケティングの理解と実践~たった一人をファンにできると、多くの人から選ばれる!」

講師:(株)SAVVY Collective
代表取締役 浅生 亜也氏

 

マーケティングの考え方では、ビジネス(価値提供)を「誰に」対して行うのか、これを決めることが起点になります。うちのホテル、うちの旅館は、「誰に」喜んでいただく施設なのか・・・・。それを「ターゲティング」と呼びます。セグメンテーションと呼ばれるマーケットの分類をし、「弊社のメインターゲットはアラフォー女子だ!」などと決めていきます。

 

ところが、今日のようにライフスタイルや価値観が多様化してくると、同じセグメントに属している人たちでも、ニーズがまったく異なっているのです。例えば、アラフォー女子と言っても、「幼稚園児を持つ家庭の主婦」と「バリバリのキャリアウーマン」では、まったく消費行動が違います。大雑把なターゲティングだけだと、商品やサービスの設計はぶれてしまい、まるっとしたものにしかならず、結果、誰からも選ばれない、もしくは価格競争に陥ることになってしまうのです。

 

そこで近年多くの企業が取り組んでいるのがペルソナマーケティングです。簡単に説明しますと、ペルソナマーケティングとは、「ファンにしたい顧客像を、詳細に明確化し、その人物が大満足・感激・感動するような商品やサービスを、妄想しながら設計していくマーケティング手法」です。小説の主人公のように人物像が克明にイメージできるくらい作り込み、その人物のニーズを妄想し、ホテル・旅館を利用するとしたらどのように選び、どのように滞在するのかを想定し、そこからホテル・旅館を作り、オペレーションの設計をしていくのです。

 

今回の宿屋塾では、他業界の先進企業では当たり前に行なっているペルソナマーケティングをホテル・旅館で行なう手法や技術を(株)サヴィーコレクティブの浅生亜也代表取締役にご指南いただきます。

 

「ファンになってもらいたい顧客増を絞り込めば、チームが動き出す。
そして、結果として多くの人から選ばれるホテルになれる」

 

一見逆説的に見えるロジックをお伝えいただき、日本のホテル・旅館の多くがより魅力的なコンセプトをもってワクワクする存在になることを願って、宿屋塾を開講します。


 

【こんな内容です】

●ペルソナとは
●ペルソナの期待する価値とは
●ペルソナを一人に絞る不安と解消
●ジャーニーの重要性

 

【こんな人におススメです!】

●ホテル・旅館の経営者、マネジャー
●ホテル・旅館のマーケティング担当者
●ホテル・旅館の開発担当者
●マーケティングに興味のある方どなたでも

 

【本宿屋塾セミナーがイメージしたペルソナ(あくまで架空です)】

★メインペルソナ
秋川卓也36歳。青山学院大学経営学部卒業、星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」
にてサービスチームを5年経験後、某不動産会社のホテル開発事業部に配属。
現場オペレーションの経験をもとに、新しいホテルブランドの開発に携わっている。
競争の激しい東京のホテル市場において選ばれる魅力的なホテルとはなにか、常に頭を悩ませている。

★サブペルソナ
楠川祥子45歳。東京家政短期大学卒、●●電鉄のホテル子会社に就職。
現場オペレーションを20年間経験し、3年前に宿泊特化型ホテルの支配人に。
現在は、同社が開発した新ブランドのスタイルホテルの総支配人。
チームの価値観や方向性が決まらず、動きがバラバラになっていること、本社から統一性のない指示がランダムに来ることが悩み。


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【浅生亜也氏プロフィール】
大阪府生まれ。父親の仕事の関係で9歳からブラジルで暮らし、高校から米国へ。南カリフォルニア大学音楽学部を卒業してピアニストに。並行してシェラトン・グランデ・ホテル・ロサンゼルスに勤務。97年に帰国。シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに勤務の後、米国・公認会計士資格取得。監査法人、コンサルタント事務所などを経て、大手のホテル運営会社に入社。営業開発本部統括本部長等を経て副社長。23のホテル再生に責任者としてかかわり、2007年退社。株式会社アゴーラ・ホスピタリティーズを創業し、代表取締役社長に就任。2017年、SAVVY Collective創業、現在に至る。


【日時】

2019年11月5日(火)

19:00~21:00

【定員】

90人

【料金】

5,000円(税込)

会費は当日集めます
現金のみとなります。

【会場】

東京YMCA国際ホテル専門学校
東京都新宿区西早稲田2-18-12
TEL050-5306-2953

 
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