【宿屋塾】
「ミャンマーの小さなホテルを、たった1年で繁盛ホテルにしてしまったマザーリング・マネージメント」
講師:株式会社ブレインスイッチ
代表取締役 壁山恵美子氏
一般社団法人マザーリングマネジメント協会
認定ティーチャー
「外国人のスタッフに日本のやり方は通用しない、どうマネジメントしたらよいかわからない」という悩みは、海外からのスタッフを雇用するようになった日本国内のホテルや旅館でも増えてきているのではないでしょうか。
上司が指示・命令し強制的にスタッフを動かしたところで、指示待ち人間、思考停止人間ができるだけです。また、マニュアルを整備したところで、日本人とは違って、その通りに動いてもらえないことの方が多いです。
どうしたら言葉や文化、環境、宗教、政治的な背景の違いがある外国人のスタッフの自発性は発動するのだろうか。
こんな難問に直面し、見事スタッフの自発性を引き出して、みるみる繁盛ホテルを作ってしまった事例があります。
「YAMA HOTEL&ROOF TOP BAR」@ヤンゴン、ミャンマー
https://yamahoteldormitory.com/
日本の中堅建設会社が所有して運営していた古くて小さな、ごく普通のホテルだった同ホテルが、たった1年間でトリップアドバイザー評価4.5の高評価繁盛ホテルに生まれ変わったのです。
立役者は、宿屋塾でもおなじみの壁山恵美子さん。
内装やFFEをがらりと変えたり、ウェブサイトをリニューアルしたりと、壁さんは、精力的にホテルの質向上に尽力されましたが、なかでもオペレーションの質向上に、力を注ぎました。
どうしたらスタッフが自発的に考え動く職場環境になるかを熟考し、ホテルグリーンコアで開発された「マザーリング・マネージメント」の手法を実践しました。
簡単に「マザーリング・マネージメント」の概念を説明すると、こういうことです。
自発性が発動されるのは、スタッフが次の3つを感じるときです。
1. 信頼されていると感じるとき
2. 受け入れられていると感じるとき
3. 関心を持たれていると感じるとき
そして、マネジャーや経営者はこの3つを感じてもらう行動を行なうことです。
それは・・・、
1.見守り
2.傾聴し
3.ストローク(相手の変化に気付いて言葉を投げかける=伝える)
の3つです。
このマザーリングマネージメントの基本手法を壁山さんは、愚直に実践しました(もちろん平坦な道ばかりではなかったはずですが)。
そして、2年が経過し、今では、マザーリングの伝播が起こり、一人から二人、二人から三人・・・と自発的にお客さまのことを考えるホスピタリティ溢れるスタッフが増え、スタッフは上司やマネージャーと話すことが好きになり、毎日の報・連・相がスムーズに行われるようになりました。さらには、日本とミャンマーとの遠隔でのマネジメントも可能になり、お客さまも増え、活気に満ち溢れた幸せな職場に変化したのです。
今回の宿屋塾は、壁山さんにマザーリングマネージメントを活用した「YAMA HOTEL & ROOF TOP BAR」の変革の事例を紹介していただきます。また、ミャンマーでのマネジメントにおける試行錯誤や言語、文化、環境、政治、歴史、宗教の違いをどう受けとめ、どうマネジメントに活かしたかなど、笑いあり涙ありの興味深いエピソードも交えて、海外におけるビジネス、外国人とのコミュニケーションのポイントなどをお伝えします。
【こんな内容です】
●ミャンマーで自発的に動く組織づくりをしたYAMA HOTEL&ROOF TOP BARの事例
●YAMAHOTELにおける3つの合言葉
●マザーリングマネジメントは万国共通
●外国人スタッフとの間の強固な信頼関係の作り方
●部下に仕事を任せたいが任せられない人はスタッフとどう関わりどう取り組むか
●ミャンマーでの「ホスピタリティ」と「サービス」
●ミャンマーでの就労事情と外国人労働者の教育の試行錯誤
【こんな人におススメです!】
●マザーリングマネジメントの成功事例を知りたい方
●海外でのホスピタリティ・マネジメントの実践方法を知りたい人
●部下やスタッフが自発的に、楽しみながら仕事をする組織をつくりたい人
●国籍の違う部下やスタッフを持つマネジャー・女性経営者
●海外でマネジメントをしたいマネージャー・経営者
●最後のフロンティアといわれる「ミャンマー」の現状を知りたい方
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