【宿屋塾特別企画】
「Tabi 1.0 から3.0へ ~タビナカを制する者が旅行事業の勝者になる時代」」
講師:handy Japan CEO 勝瀬 博則 氏
情報革命とスマートフォンの登場によって、海外旅行のスタイルが急速に変化しています。
10数年前は、旅行ガイドブックやインターネットサイトで行きたい旅先の情報を調べ、その後に、航空券やパック旅行を検索して予約しました。出発前(タビマエ)には、旅程をしっかり組んで、その通りに旅をするというのが海外旅行のスタイルでした。
ところが今はどう進化しているのか。例えば、こんな感じです。
夜中、就寝前、ベッドの中で何気なくスマホをいじっていると、知り合いがスリランカを旅する投稿が目に入ります。「スリランカは、政情がすっかり安定してきたんだ」と分かります。そして、そのまま自分のGoogleカレンダーでスケジュールを確認し、一カ月後に一週間の休みがとれることを確認。その後、最安値の航空券を調べ、予約します。
渡航当日は、成田までの列車の中でスマホでスリランカ情報を調べ出発。ホテルの予約はせいぜいが初日の一泊だけ。あとは、旅行中の気分や天候に合わせて旅程を変えて、その旅程に合わせてホテルを予約する。旅での体験はその場でSNSにアップする。まるで、旅レポーターのように・・・。投稿には友だちのリアクションや質問が来るので、一人旅なのに、まったく寂しくない。どれだけ自分がワクワクした体験をしているのかをリアルタイムで友達たちに伝えられるので、旅の楽しみが立体的になってくる・・・。帰国後は、自分でとった写真や投稿文を見返し、旅先で知り合った人にSNSで帰国報告をする程度・・・・。
つまり、たびは、出発前でもなく、帰国後でもない、タビナカでほとんどが完結する時代なのです。
ホテルや旅館は、旅している最中の訪日旅行者にどれだけ情報を提供し、自施設を選んでもらえるかを考える時代になっているのです。旅行者のタビナカでのマーケティングがキモになってくる時代です。
今回は、情報革命とスマートフォンの登場によって急速に進化している旅行スタイルのいまと、近未来の形を、handy JapanのCEOである勝瀬 博則氏に伺いたいと思います。
【こんな内容です】
●旅行を取り巻く時代の大きな流れ
●キーワードは医療による100歳人生とネットによる個人化
●Tabi 1.0 から3.0へ
●スマホのインパクト
●情報革命によりお金がタビナカに収束してきている
●DMOはMicro Destination Managementに。連携ではなく個によるマーケティング
●「handy.」が創るスゴイ未来
【こんな人におススメです!】
●観光の近未来が知りたい人
●時代の大きな流れを知り、先を読んで行動したい観光業界人
●「handy.」導入を検討しているホテル・旅館の経営者、マネジャー
●観光というキーワードで新たな価値を生み出したいアントレプレナー
●観光を勉強したい人どなたでも
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