【宿屋塾】
「“綺麗ごと”でしか成幸しない。~スタッフの笑顔の先に、お客さまの笑顔と会社の繁栄がある」

講師:情報工房株式会社 代表取締役 宮脇一氏

これまで数々の経営者や経営コンサルタントの方々とお会いしてきましたが、下記の問いに対する彼らの答えは二分されます。


「経営の目的は、なにか?」という問いです。

 

二分される答えとは、1、「利益の追求」そして、2、「社員満足と顧客満足」という二つです。

 

ちなみに、近藤個人の考えは「2」です。仕事とは価値創造であり、誰かを幸せにすることだからです。お金を受け取ることが目的ではなく、世の中を豊かにし、幸せを創っていくことこそが事業の目的です。その事業活動をドライブさせていくために必要なのがお金です。世の企業がすべて金儲け目的に事業をしているとしたら恐ろしい世の中になりそうです。

 

そう言うことを言うと「そんな綺麗ごとで世の中渡れるわけがない」と反論する人が出ます。
驚くべきことに、学生に多いです。

でも、そんな“綺麗ごと”で、成功している経営者はたくさんいます。
今回、宿屋塾にご登壇される情報工房(株)の宮脇社長もその一人です。

下記は、宮脇社長の談です。

 

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ほとんどの会社の社長は、「お客さまが一番だ」と言います。顧客満足が大事ですと言います。
でも、そういう社長の会社に限って、お客さまに接するスタッフ(組織)が一番虐げられていたりします。お客さまに接する人たちが楽しくなければ、お客さまを楽しくさせることは難しいし、スタッフに笑顔がなければ、お客さまを笑顔にすることもできないにもかかわらず・・・。

「CRM・ダイレクトマーケティング」の黎明期からコールセンター業界に携わり30年が経ちました。
環境変化が業界を変えていく、そこに変革するチャンスがあることが解かっていても、ほとんどの企業は『現状』というジレンマからの脱却ができずにいました。
「次世代の道標をつくる」2001年自らが新たな価値のコールセンターを作り、実積を残すことで、業界の地位向上を買って出ようとしました。無謀と言われました。そして、お見事に転げました。
経営とは、そんなに甘いものではありませんでした。

「性別や学歴や派閥や出身や国籍で判断するのではなく、頑張る人が頑張れる会社を作るんだ、いずれ今の資本主義は崩壊する、時代に合わせた、ヒトを幸せにする会社をつくりたい」。
そんな希望は、絶望へと変わりました。
「宮脇、綺麗ごとで飯が食えるとおもてんのんかー」。先輩方々の囁きが心に突き刺さりました。

どうして、うまくいかないんだろう?
その要因が「外」ではなく「中」にあること、もっと言えば「自分自身の内」だと気づいたのは、起業してから5年経った頃でした。問題はわれにあり、「ヒトに焦点をあてよう」改めて思いました。

ヒトが商品であり、サービスそのものである私たちがぶち当たるトラブルの8割は、ヒトにまつわることです。そして、「面倒だ・・・」と思った瞬間、組織は雪崩のように壊れていきます。

結論は、
「顧客は最大の経営資源。そして、私の顧客は、クライアントとその先のお客様、なによりも社員」
「ニコニコしていないスタッフの向こうには、ニコニコしたお客さまは生まれない」

それを信じ始めたら、事業は好転しました。
いまでは、多くの仲間に囲まれ、多くのクライアントから支持される会社になりました。

年商も13億円にまでなりました。

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今回の宿屋塾では、コールセンター業界に大変革を巻き起こしたカリスマ経営者である情報工房の宮脇社長に、ご自身の事例(ケース)を挙げていただき、経営の本質を確認したいと思います。

宮脇社長には数多くのファンがいらっしゃり、今回、同じく宮脇社長を敬愛しているホテルグリーンコアの金子社長や、R社のS・山田さんからの大推薦があって実現いたしました。

綺麗ごとを貫き、成功と幸せの両方(これを「成幸」と書きます)を獲得した宮脇社長に学びたいと思います。

 


【こんな内容です】

Aコールセンター業界の変遷
・業界の環境変化
・業界の過去と未来

 

B「情報工房の仕事」
お客様の声をマーケティングに活かす「情報工房会社」
・情報工房の特徴(・組織・採用・研修・VOC活用)

 

C経験した苦い経験
・こんなことがありました


【こんな人におススメです!】

●経営の本質を知りたい人、じっくり考えたい人
●経営の難しさを感じている経営者、アントレプレナー
●“綺麗ごと”経営に懐疑的な人
●サービス業に携わる人どなたでも



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【宮脇一(みやわき まこと)氏のプロフィール】
情報工房株式会社 代表取締役
1985年NTTのCRM・ダイレクトマーケティングを実践した後、91年よりNTT設立のテレマーケティングシンクタンクにて、研究・普及活動に従事。96年、NTTテレマーケティング(現NTTSolco)勤務。2001年起業。専門は、CRM。CRM施策を組込んだ市場変化対応策を企業に提言し、設立したコンタクトセンターは30社を越える。「笑顔のないコンタクトセンターの先には、笑顔のお客様は生まれない」をモットーに、シナリオ的コンタクトセンターを作り上げる実務家である。現在、ハウスエージェンシーとして、8社のCRMセンターも運営している。


情報工房株式会社

https://www.jhkb.com/
2001年設立 社員数123名 売上13億円
1業種1社体制で、企業のお客様センターや通信販売事業、訪問販売サポート事業を代行する。企業のコールやメールのセンターを保持し、クライアントの先の顧客との会話から、・商品開発・販売促進・ブランディング・リスクマネジメント対策を実施するマーケティング会社。
※2016年コンタクトセンターアワード、アウトソースヘルプデスク部門グランプリ(ハウス食品にて受賞)
※2016年HDI(ヘルプデスク協会 世界12カ国のスタンダード)格付けランキング3年連続3ツ星獲得(アクアクララにて受賞)

現在アライアンスクライアントは、ハウス食品・小林製薬・日本盛・新田ゼラチン・I・Oデータ・フロンティア・シャルレ・アクアクララ・大阪ガス・サンスター・NTT西日本、京セラ等。

 

【日時】

2017年3月9日(木)

19:00~21:00

【定員】

70人

【料金】

4,000円(税込)

会費は当日集めます

【会場】 東京YMCA国際ホテル専門学校
東京都新宿区西早稲田2-18-12
TEL050-5306-2953
 
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