【宿屋塾】
「民泊は善か悪か?~既存宿泊施設は、民泊一般化時代にどう対応すべきか?」
講師:伊藤泰斗氏
(財団法人宿泊施設活性化機構事務局長)
ホテル・旅館業界では、いま「民泊」が話題になっています。
その多くは、民泊がホテル・旅館に宿泊する需要を奪ってしまうのではないかという不安と、それによる反対意見です。
民泊政策の一翼を担っている財団法人宿泊施設活性化機構(通称:JALF)の伊藤泰斗事務局長は、「規制緩和が進むことは間違いなく、民泊の流れは加速するでしょう」と語っています。そして現に、米国の主要都市では、ホテル業界のRevPARダウンなどといった民泊の影響が顕在化してきています。
一口に民泊といっても様々なタイプがあります。
ホームステイなどもその一つですが、ホテル・旅館業界がコンペティターとして恐れているタイプは、「空いている部屋をレンタルする不動産事業」としての民泊です。
そうであるならば、ホテルの宴会場と競合関係にある「貸会議室」ビジネスと同様の論理で、ホテル・旅館業界は、サービス業としてのあるべき姿を自信を持って貫けばいいと、個人的には思っていますが、「サービスなんて望んでいなくて、寝られるスペースを利用できればそれでいい」というマーケットも当然いて、そういったお客さまの一定数は安い民泊に流れるであろうことは想像できます。
今回の宿屋塾は、財団法人宿泊施設活性化機構(通称:JALF)の伊藤泰斗事務局長に、「インバウンド観光客の増加」とそれがもたらす日本経済へのインパクト、そして増加し続ける民泊の実態について解説いただきます。民泊が及ぼすホテル・旅館業界へのマイナスの影響、そして逆に、ビジネスチャンスを得ることができるのかをシェアします。そのうえで、ホテル・旅館業界はどこに競争優位性を見出していくべきか、またはどう共存していくべきかを考えたいと思います。
【こんな内容です】
●民泊の実態
●民泊最前線
●法規制
●海外の実態
●どのくらいホテル・旅館と競合するのか
●ホテル・旅館はシェアを奪われるのか?
●どう競争優位性を磨けばいいのだろうか?
【こんな人におススメです!】
●宿泊産業の未来を予見したい人
●ホテル・旅館のあるべき姿を考えていきたい人
●民泊業に興味のある人
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【伊藤泰斗氏のプロフィール】
財団法人宿泊施設活性化機構事務局長 http://jalf.or.jp
一橋大学商学部から三井住友銀行、日本総合研究所を経て、デロイトグループのコンサルティング会社に入社。コンシューマービジネスの経営戦略担当として、主にホテル/スーパーマーケットなどの経営戦略策定・業務改善・評価業務に従事。
その後、ホテルの運営会社を創業。主としてホテル、旅館等のターンアラウンドを主眼においた運営受託業務を手掛ける。自身もアセットマネージャー責任者としてデザイナーズリゾート旅館や地方のグランドホテル、アーバンリゾートホテルの現場に身を置き、特に集客に注力した経営改善を実施。関与したホテル・旅館は40軒以上に及ぶ。会社売却後、デロイトトーマツFAS株式会社において、ホテル業界に対してアセットマネジメント業務を提供。2013年期末に退職し、宿泊施設全体の活性化を目指し、業界広報団体を設立。個別企業の収益向上を通じて、業界の社会的地位を高めるべく、今まで業界として疎遠だった政官と積極的な交流を図っている。
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【日時】 |
2016年5月27日(金)
19:00~21:00 |
【定員】 |
70人 |
【料金】 |
4,000円(税込) |
【会場】 |
東京YMCA国際ホテル専門学校
東京都新宿区西早稲田2-18-12
TEL050-5306-2953 |
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