宿屋塾
「マネジメントは部下と闘うことではない“マザーリングマネジメント イントロダクション講座”~指示待ち・やる気なし社員を、自発的に嬉々として働く社員に変える3つの魔法のアプローチ」
講師:ホテルグリーンコア 代表取締役社長 兼
一般社団法人マザーリングマネジメント協会
代表理事 金子祐子氏
「言った通りに動かない」「もっと自分で考えてよ」
そんな思いを抱える人は多いのではないでしょうか。
「部下や後輩のやる気スイッチがどこにあるか分からない」
「彼らの自発性に刺激を与えることができるか分からない」
という話をよく聞きます。
一方で、
「成長?したくないです」と言っていた20代のスタッフが、
半年後には楽しそうにフロントに立っている。
また、別のスタッフは
「この会社で働けて良かったです」と嬉しそうに経営者に告げる。
これらはホテルグリーンコアでの実際のエピソードです。
「自発的」「ご機嫌」でいることで人はパフォーマンスを発揮し、成長し、それが組織の成長につながっています。
ではどうしたら組織マネジメントにおいてスタッフの自発性は発動するのでしょうか。
金子氏は、自発性は次の3つのことをスタッフが感じると発動されるといいます。
1、信頼されていると感じるとき
2、受け入れられていると感じるとき
3、関心を持たれていると感じるとき
この3つの瞬間です。
マネジャーはこの3つを感じてもらう行動をコツコツと続けることです。
そのためには、
1、見守り
2、傾聴し
3、ストロークを出す(相手の変化に気付いて伝える)
ことです。
これが、マザーリングマネジメントなのです。
ホテルグリーンコアで考えだされたこのマネジメント手法は、今では多くのサービス企業が実践し、活気に満ち溢れた組織作りに役立てています。これを学んだ全国の経営者によって幸せな職場が全国に作られています。
本講座のポイントは3つあります。
①組織の成長と、人と人の関係性
「成長の循環モデル」「認知と行動のブラインドループ図」などの学術モデルを用いながら、組織の成長と、人と人の関係性は繋がっていること、つまりコミュニケーションの重要性を解説します。
②関係の質を高めるコミュニケーション
「自分の行動が相手の認知に影響を与えている」「コミュニケーションの起点は自分にある」という事実をふまえることから、日々頭を悩ませるコミュニケーションに本気で向き合うことができます。
③「任せる」- 自発性を育むファーストステップ
「自発性」が生まれる状態と、それを支える「見守る」「傾聴」「ストローク」を解説しながら、「任せる」ことにフォーカスし、実践のイメージを描きます。
マザーリングマネジメントは男性でも、立場が違っても、誰でもできるマネジメントのフレームです。
あなたなりの「マザーリング」のヒントを得て、実践のイメージを持ち帰ることができます。
【こんな内容です】
● なぜ今、マザーリングマネジメントが必要なのか?
● 組織の成長とコミュニケーション
1)「自発性のスイッチ」はどうすれば入るのか?
「見守る」「傾聴」「ストローク」マザーリングの3本柱
2)「関係の質」を高めるコミュニケーション
「成長の循環モデル」と「認知と行動のブラインドループ」
3)思考停止におちいる負のループ
●「マネジメントとは部下と闘うことではない」
「任せる」ことで自発性が育つ/「任せる」3つのコツ
(見守る・傾聴・ストロークのポイント)
● シェア&フィードバックタイム
【こんな人におススメです!】
●今の若い子の考えていることがまるで分らないという人
●指示待ちスタンスの部下を持つ人
●部下の自立つ性、積極性を高めたいマネジャーや上司
●スタッフの離職に悩む経営者やマネジャー
●とにかく社員満足度を高めたい経営者やマネジャー
●子育て中の人
●みんなが幸せな組織を創りたい人どなたでも
◆金子祐子代表理事からのご挨拶
マザーリングマネジメントは、文字通り母性を活かしたマネジメントです。
従来のピラミッド型、トップダウンによる画一化、効率化を目指す軍隊式のマネジメントとは、対極にあるものと考えて下さい。
高度成長期以来、画一化、効率化を徹底するマネジメントが企業の競争優位性を上げるとされていました。
ですが、現在は完全な成熟社会となり、どんな業種、業態においても右肩上がりに市場が拡大し、全社の売上が継続的に伸びてゆくということはもう起こり得ないと思われます。
そのような環境のなか、マザーリングマネジメントは、各スタッフの成長を促進し、自発性を発揮し、自身で考え、行動するチームを結果的に育てます。
現在、社会に出た、もしくはこれから社会に出る若い世代は、完全な民主教育のなかで成長しました。
彼らは、「すべての関係性は相対的で平等にある」という教育を受けてきました。
それは、取りも直さずどんな権威も権力も存在しない、という感覚と思考性を有しています。
縦関係は、とても理解できません。上からの指示、命令には動くべき動機やモチベーションの持ちようがないのです。
社会全体が望んだ教育制度のなかで育った彼らを、今更責めるのは筋違いです。
健全な子育ては「手は離すが、目は離さない」と言います。
人が育ち、自律し、自らが動く動機とモチベーションを持ち得る関係性は、まさにそれだと思います。
それは、母性以外の何者でもありません。
母性は母親にだけ宿るものでは、ありません。
すべての人の中にあります。
「マザーリング」とは正にその役割を言います。
誰にでも出来るマネジメントの方法です。
是非、従来のマネジメントとは一味違った、このマネジメントをより多くの人に体験し学んでいただききたいと思い、マザーリングマネジメント協会を立ち上げました。
マザーリングマネジメントは、ホテルグリーンコアのマネジメントをするうえで確立した考え方です。
グリーンコアでは、試行錯誤しながらも、徐々にスタッフが自発的に考えて行動するようになり、内発的動機によって仕事に楽しく取り組むようになりました。
それには7~8年がかかりました。
私どもがこれほど長い時間を費やして考えたマネジメントの取り組みを体系的に整理したナレッジがこのマザーリングマネジメントであり、それをより多くの方にお伝えするのが本協会の目的です。
ホテル業界の勉強会である宿屋塾において、マザーリングマネジメントをお伝えできるのは、私にとって実に嬉しいことです。
ぜひ、多くの方とお会いできることを楽しみにしています。
一般社団法人マザーリングマネジメント協会 代表理事 金子祐子
【さらに詳しいアクセス情報】|【アクセス情報PDF】
|