宿屋塾
観光立国への条件 ~ ホテル・旅館業界人がとるべき戦略とは 」
講師:セントラルフロリダ大学ローゼン・ホスピタリテイ経営学部
准教授、兼デイックポープ観光研究所主席博士研究員
原 忠之氏
「観光業」の注目度が、ここ数年で急激に大きくなっています。
日本の経済・GDPを、製造業ばかりに頼っていられない、内需が縮むなか外需としてのインバウンドで稼がなくてはならない、地方過疎化の救世主としての観光業、東南アジア諸国の経済の盛り上がりによる日本観光熱の増大、富士山や日本料理などの世界遺産登録、東京オリンピック開催決定などなど、その要因や理由は、挙げたらきりがないほどです。まさに、日本の観光業は追い風状態です。
ところが、観光収入で大きなボリュームを占める宿泊業も課題がたくさん残されています。観光インフラの整備、労働生産性を高める効率化、現場の人材と経営人材の不足や教育問題、語学の課題、遅れているダイバーシティの意識などなど、内需や製造業にばかり注力してきたツケが、いま回ってきているというのが、現状なのではないでしょうか。
日本が真剣に「観光立国」を目指すのであれば、相当気合いを入れて、かつ戦略的に、そのための取り組みをしていかなければならないのです。
今回の宿屋塾は、ホテルマネジメントで世界的に有名なコーネル大学ホテル経営学部博士号取得を日本人で初めて取得され、コーネル大学やローザンヌホテルスクールといった世界の名だたる観光・ホテルマネジメントの学校で講義を担当し、全米最大の学部で7年間学部経営経験を持ち海外在住24年の原忠之先生に、日本が観光立国を目指すうえで、ホテルや旅館業界人が、どのような戦略を持ち、どんな取り組みをしていかなければならないかをお伝えいただきます。
【こんな内容です】
(1) 産業としての観光 ~ 営利企業・国&地方自治体の目的確認
(2) 輸出産業としての心構えと準備 ~ 1.7%対98.3%
(3) 観光・ホスピタリテイ経営分野の日本ビジネスモデル転換期 ~ 知識移転と知識創造
(4) 観光・ホスピタリテイ経営分野人材育成について ~ 世界での立ち位置確認
(5) 観光・ホスピタリテイ産業および従業者の戦略方向性案 ~ 戦略:現状・理想像・時間枠
【こんな人におススメです!】
●経済という大きな枠組みのなかで観光業や宿泊業がこれから果たすべき役割を知りたい人
●観光業における世界最先端のレベルと、日本のレベルの格差を知りたい人
●ポスト・オリンピックを含め日本の観光産業の近未来を予測したい人
●観光業の本質を理解したい業界人、学生、
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