【宿屋塾】特別集中講座「顧客重視型ホテル経営のススメ~短期利益より、多くの顧客と長く繋がる経営術~」
今年5月、「顧客重視型ホテル経営のススメ」シリーズ講座として開講した3つのセミナーは、大好評でした。遠方の方などで受講できなかった多くの方からの要望に応え、今回は一日で3つの講座を開講したいと思います。
円安や東南アジアの経済発展によるインバウンド需要やアベノミクスによる景気回復によってホテルの営業成績はいま、過去にないくらい好調です。ただし、この好調の要因は東南アジアからのインバウンドによるものが大きいです。また、日本経済も、いまの好景気がどのくらい続くのか分かりません。ちょっと前を思い出しても、地震大国の日本にはもはや投資できないと世界が言っていましたし、生産人口が激減し、非生産人口が増え続けている日本の経済の先行きが明るいとは考えにくいです。中国株式市場が株価下落を続けていますが、中国を中心としたアジア経済が急速に縮む日がある日突然やって来るかもしれないのです。
こんなときに、生き残るホテルとそうでないホテルの違いは、「顧客に支えられているかどうか」です。非常にナイーブなインバウンド需要が激減したときにホテル経営を支えてくれるのは、まさに顧客なのです。顧客とは、「あなたのホテルだからこそ泊まりたい」と思ってくれる人たちです。
この特別集中「顧客重視型ホテルマネジメントのススメ」シリーズ講座でお伝えする内容は、顧客を知り、顧客をつくり、顧客と末永く繋がるホテル経営です。「いま大儲けする経営」よりも、「長期にわたって末永く安定的かつ骨太の経営」を目指す手法をお伝えします。
【1】10:00~12:15
激変する宿泊特化型ホテル市場、リピーター顧客、そして景気循環
講師:株式会社Aカードホテルシステム 執行役員 内藤信也 氏
◆前回の案内ページ http://yadoyadaigaku.com/program/JK1505.html
<講座内容>
第一部 宿泊特化型ホテル市場の近未来トレンド
- 宿泊特化型ホテルの市場規模
- ホテル投資トレンド: 新規開発及び既存物件売買の動向
- 日本特有事情の考察 (人口減少・新規参入・インバウンド・規制緩和)
- タイムマシン - アメリカで起きたことは日本で起きる
- 東京オリンピック開業がホテル業界に真に意味するもの?(垂直統合と水平統合)
第二部 神学論争 - リピーター顧客は必要か?
- リピーター顧客を巡る神学論争
- リピータ―顧客としての出張ビジネスマン
- 出張ビジネスマンのプロファイルと利用トレンド(予算・実額・選択理由・予約方法)
- 失敗しない会員制プログラム選び
第三部 景気循環を前提としたホテル運営と集客 - 独立系ホテルの場合
- 景気循環を前提としたホテル運営 - ホテル市場サイクルとホテル資産サイクル
- 独立系ホテルが抱える症状の診断と処方箋
- 独立系ホテルにおける集客方法 - 理論的枠組みと実践のケーススタディー
【2】13:30~15:45
ITでリピーター顧客増→収益向上=会社満足 の流れを創る
~ ITで 業務効率化 → 従業員満足 → 顧客満足 → “リピーター化” → 収益向上 = 会社満足 の流れを創る ~
<講座内容>
●ITとは?
●ホテル・旅館の運営に、なぜITが必要なのか?
●リピーターが大切なワケ
●新規→リピーター→ファン→信者(???)
●顧客満足度とリピート率 大変不満≒満足(???)
●チェーンホテルに視る会員(リピーター)対策×3事例
●“WEB化” から “自社WEB化” へ ~OTAで魅せて&獲得→上位表示→自社HPで魅せて&獲得!~
●ホームページの1面トップとその前後に何を載せるか?
講師:株式会社宿力 ホテル・旅館集客支援 東京事業部 部長 石井太樹 氏
◆前回の案内ページ http://yadoyadaigaku.com/program/JK1504.html
【3】16:00~18:15
顧客重視型レベニュー・マネジメントのススメ~レベニュー・マネジメントとCRMを融合したホテル経営~
<講座内容>
●レベニュー・マネジメント至上主義型ホテルの行く末
●レベニュー・マネジメントはせず顧客をとことん大事にする経営の行く末
●レベニュー・マネジメントとCRMをバランスよく組み合わせる経営の行く末
●日本型ホテル経営の形とは
●その他
講師: C&RM(株) 代表取締役社長 小林武嗣 氏
◆前回の案内ページ http://yadoyadaigaku.com/program/JK1506.html
【4】18:30~19:30 懇親会
※500円の実費がかかります。当日、頂戴します
東京YMCA国際ホテル専門学校3階ラウンジ
【さらに詳しいアクセス情報】|【アクセス情報PDF】 |