宿屋塾
「なぜ加賀屋は、最上のクオリティを長年維持できるのか?~加賀屋の流儀に学ぶ日本の接客文化とホスピタリティの精神」
講師:株式会社加賀屋 経営総務室 細川隆之氏
旅行新聞新社が主催する第40回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で、なんと35年間連続第一位に選ばれた「加賀屋」から、日本の接客文化やホスピタリティの精神を学ぶ講演会を開催します。
昨年末、私(近藤)も加賀屋さんに宿泊し、クオリティの高い接客や、もてなされる気持ちよさを体感してまいりました。能登半島の海沿いにある加賀屋の客室で、日本人だからこそ成し得る「控えめだけれど、ちょっとうれしい」絶妙な距離感の接客の妙を感じてきました。
そこには、やはり、日本文化、日本ならではの「気働き」の心や技術、接客の哲学があり、連綿と継承されているDNAがあるのだと思います。
加賀屋の接客を支えている大きな柱のひとつは、優秀な中居さんの存在です。
加賀屋の仲居さんたちは、受け持つ客室を加賀屋から一晩だけ借り受けるテナントだと考え、泊まられているお客さまに精一杯尽くします。その結果、お客さまは、一泊二日の間、一対一の、人と人との関係性になってコミュニケーションを楽しめるのです。加賀屋の魅力は料理や温泉、館内に数多く飾られた北陸の伝統工芸品もさることながら、 やはり、ずっと担当してくださる中居さんにあります。加賀屋で働いていることのプライドを感じ、加賀屋のことが大好きな中居さんたちの接客が加賀屋の大きな魅力です。
彼女たちをいかに採用し、加賀屋の哲学や接客の型をいかに伝えていくか、日本人の心をどう 教育しているのか。そこに、加賀屋の競争優位性がありますし、ひいては日本の宿泊ビジネスの競争優位性があると察しています。
今回は、長年加賀屋で採用や研修を担当している細川隆之氏に、なぜ加賀屋が、長年高いクオリティを維持し続けられるのかを紐解いていただき、日本の宿泊産業の競争優位性を学びたいと思います。
【こんなことをお伝えします!】
●加賀屋の採用と研修 ~人材を人財へ
●自立人間 ⇔ 依存人間
●組織と集団の違いとは
●社員定着に向けての支援
●なぜ、加賀屋の社員は、愛社精神を持っているのか
●加賀屋の接客哲学
●半歩先ゆく さりげないおもてなし
●This is NOT my businessの排除
●顧客づくりとクレームの活かし方
●臭いものに蓋をしない
●接客の「型」と脱「型」。マニュアルに縛られるのではなく、マニュアルを使いこなす技
●欧米のホテル文化にはない、日本の旅館文化の優位性とは
●これからの宿泊産業のあるべき姿
【こんな人におススメです!】
●サービスクオリティを維持する方法を知りたい人
●旅館文化から日本の宿泊産業の競争優位性を見出したい人
●加賀屋の人材マネジメントから多くを学びたい人
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