宿屋塾
「ハイアットリージェンシー箱根の成功に学ぶホテル経営戦略~マーケティング戦略とオーナーコミュニケーション」

講師:ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ
総支配人 野口弘子氏

 私(近藤)は、ホテル経営情報誌の記者として20年以上、ホテル業界に関わって来て、数々のホテリエを取材してきました。10年以上のお付き合いをさせていただき、記者として注目し、尊敬しているホテリエは数人いますが、今回ご登壇いただく野口総支配人も、その一人です。

 野口さんとは、ハウステンボスホテルズのマーケティング係長のころから交流させていただいています。そして、ウィンザーに行かれても、コンサルティング企業に転職されても、その後、パークハイアット東京のマーケティング&コミュニケーション部長になられても、ずっとお付き合いしているホテリエです。野口さんが、日本人女性初の高級外資系ホテルの総支配人として箱根に赴任されたときは、生粋のマーケターとして、綿密な経営戦略をもって同ホテルを繁盛ホテルにするであろうことを楽しみにしていました。

 果たして、同ホテルは、非常に魅力的なホテルとして生まれ変わり、数多くの常連顧客に愛される存在になりました。私も、大好きなホテルとして何度も利用させてもらっています。

 先日、雑誌の取材でじっくりインタビューさせていただき、野口総支配人のホテルマネジメントの流儀、成功の秘訣をたっぷりお聞きしました。

 やはり、マーケター出身の総支配人として、開業前から周到な戦略を立て、一つ一つ丁寧に打ち手を打って来られています。長期的なビジョンと戦略という軸にそってマネジメントを進めています。

 また、感心させることは、オーナーとの信頼関係です。ホテル総支配人にとって、ホテルオーナーは「もう一人のお客さま」です。オーナーとのコミュニケーションを大事にし、オーナーが何を望んでホテルを所有しているのかを理解し、それに応えることもホテル総支配人の大きな役割です。むしろオーナーというお客さまのほうが総支配人にとっては大事かもしれません。約束のGOPを提供するだけではだめなのです。

 今回の宿屋塾は、野口総支配人に、ホテルのマーケティング戦略とオーナーコミュニケーションという二つをメインに、ホテル総支配人の仕事をご紹介いただきます。


【こんな内容です】

●野口氏のこれまで

●マーケティング思考によるホテル再生戦略のプロセス

●ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパの経営戦略

●オーナー・コミュニケーション(リレーション)と、それに必要な知識やスキル

●総支配人に必要な資質やスキルとは

●女性総支配人ならではの強みを生かす

●これからのホテル業界を背負っていく方々へのメッセージ

 

【こんな人におススメです!】

●マーケティング思考によるホテル経営戦略策定のポイントを知りたい人

●マネジメント志向の人、既にマネジャーの人

●部下を持つ女性マネジャー・女性経営者


地図

 

【野口弘子氏プロフィール】

ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ総支配人。1962年長崎県に生まれ。法政大学卒業後、外資系流通業マーケティング部を経て、長崎ハウステンボス開業プロジェクトや、ザ・ウィンザーホテル洞爺のホテル再建プロジェクトにおけるマーケティング全般を担当。その後、アーサーアンダーセンGMDのホスピタリティ部門にてホテルのコンサルティングに従事し、2002年1月よりパークハイアット東京のマーケティング・コミュニケーションズ部長に。2004年7月同ホテルのセールス&マーケティング支配人、2006年8月より現職。日本人女性では初の高級外資系ホテルの総支配人である。世界中の優れたホテル総支配人を厳選して紹介している『InterviewingSuccessful Hotel Managers』にも、唯一の日本人ホテル総支配人として登場
している。 http://bit.ly/1eBhCso


ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパのウェブサイト

【日時】

2013年11月28日(木)
19:00~21:00

【定員】 70人
【料金】 4000円
【会場】 東京YMCA国際ホテル専門学校
東京都新宿区西早稲田2-18-12
TEL050-5306-2953
 
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