宿屋塾
「『巡るサービス』出版記念講演会~CS・ES・利益の3つを同時に高めるホテルマネジメントの黄金律」
講師:NAVI(ホテルグリーンコア)
取締役副社長 金子卓司氏
9月下旬、私(近藤寛和)は、オータパブリケイションズより、本を上梓します。『巡るサービス ~なぜ地方の小さなビジネスホテルが高稼働繁盛ホテルになったのか』。どんな本なのか、本書のオビにはこんな文句が書かれています。
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この不況期に増収増益を果たしている独立系ビジネスホテル企業がある。
効率化ばかりを追求する今のホテル業界にあって、あえて「お客さまに積極的に関わっていく」スタンスでファン顧客を獲得、安定経営を実現している。そこには、研究し尽くされた"弱者ならではの戦略"と、"思いやりの連鎖"があった。
知名度も資本力もノウハウもなかった「ホテルグリーンコア」が優れた企業に変身したのはなぜか。すべてのビジネスマンに贈るノンフィクションドキュメンタリー!
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なぜ、私がこの小さなホテル企業に注目し、本を書きたくなったのかは、本書のなかで詳述しているのですが、簡単に申し上げると、私がここ1、2年の間に傾倒した二つの論理、「ホスピタリティ・ロジック」と「ストーリーとしての競争戦略」をホテルグリーンコアは見事に実践し、CS・ES・利益の3つを同時に高めるホテルマネジメントを実現しているということに驚いたからです。
ホスピタリティ・ロジックの提唱者である石丸雄嗣氏はこう言っています。
「自分という主語を消して、徹底的にお客さまのことだけを考え、自分の業務とのバランスの中で提供化してゆくこと。この難しさを超えていくことがビジネス上の差異化になります。経済合理性から考えたら一見不合理なことのように見えますが、人間的にかかわっていかなければだめということです。面倒くさくて、難しいからこそ真似されないのです」
「非効率」にこそ、「利益の源泉」があるのです。
グリーンコアは、これを見事に実践しているのです。
これこそ、ホテルマネジメントのあるべき姿であり、ホテルスタッフも、経営者も、オーナーも、お客さまも、みんなが笑顔、みんながハッピーになれる仕組みだと確信しました。
今回の宿屋塾は、ホテルグリーンコアの副社長である金子卓司氏に、グリーンコアのホテルビジネス、ホテルマネジメントについて詳しくご紹介いただきたいと思います。
【こんな内容です】
●大手チェーンホテルに、独立系ホテルが勝つための競争戦略
●その対応戦略やコンセプトメイクのための思考ツール
●社員のコミニケーションやモチベーションのアップの方法論
●その方法論は全て紙ベースかつ、アナログ、その具体的活用方法
●3つのグリーンコアイズムの意味と効用
●全ては、コミニケーションから始まる論
【こんな人におススメです!】
●ホテルマネジメントに携わっている人
●だれもが幸せになれる仕組みを作りたいホテルやサービスの従事者
●競争戦略に関心のある経営者
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