宿屋塾
ソムリエの本質とはなにか
~総支配人・ビジネスマンに通じる資質とは
講師:石田博氏
ソムリエとはワインの専門家である。
こんな誤解をしている人はいないだろうか。
もちろん、ソムリエという呼称を有する職業に就く人は、ワインの知識を豊富に持つ人たちであることは間違いないが、その仕事の本質はワインの知識を紹介することとはまったく違う。
日本代表ソムリエとして2度も世界大会に出場するという史上初の快挙をなし遂げた石田博氏は、次のように語る。
「ソムリエの仕事と、総支配人の仕事は酷似しています。もっと言うと、ソムリエを極めれば、総支配人に必要な資質は身につけることができるのです」
これはどういうことか。
石田氏によると、来たお客さまに上質の場を作り、上質のサービスと料理を提供すればいいメートルドテルの仕事は、どちらかというと受け身の仕事であるが、ソムリエの仕事は、お客さまを観察し、なめらから話術でワインをさりげなく売っていくセールスマンとしての資質が必要で、攻めのアクションが求められる。しかも、「売りたい」という気持ちを気づかせることなく、気持ちよく高級なワインを売り、アップセルを試みる。
そこには、表面的な接客術をはるかに超えた人間力が必要であり、その表舞台を支えるためのマネジメント力が欠かせないのだ。
真のソムリエとは、そのような資質を日々鍛えているのである。
ソムリエの仕事は、総支配人に通ず。
2011年の幕開けは、プロフェッショナルソムリエ 石田博氏に、ソムリエの仕事の奥義、やりがい、鍛えるべき資質をお聞きします。
また、本講義は、話のポイント毎にサービスやテイスティングの実践的な話を織り交ぜ、ワイン素人の方でも、すぐにワインサービスができるサービスの基礎(見分け方、抜栓、サービスなど)の実演(ミニワイン講座)も試みたいと思います。
【こんなことを紹介します】
●ワインリストづくり
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【こんな人におススメです!】
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