基礎講座
「ホスピタリティ・ロジック・マスター講座<述語制 ver.3>~"顧客配慮"を顧客創造技術にするために」(2日間・合宿)
講師:石丸雄嗣氏
日本のホテル業界の最大の問題は「儲かっていないこと」にあると、常々思っ ています。一生懸命サービスをしてお客さまに喜んでいただこうと努力しているにもかかわらず、赤字のホテルが多い(潤沢に利益が出れば、ほとんどの問題解決するのではないでしょうか)。
この理由は、顧客満足が利益につながっていないことにあります(もちろん、経費の無駄遣いということもありますが)。行なっているサービスが長期利益につながるものなのかを判断したり、一般顧客と生涯顧客を区別せずに闇雲にサービスしたりしています。
ホテルのような装置産業でありサービス産業であるビジネスは、新規客だけで永続的な利益(長期利益)を出し続けることは、非常に無理があります(TDLを見れば一目瞭然)。どれだけ顧客(リピーター)を獲得し、ファンになっていだき、口コミによって新しいお客さんを連れてきてもらうかが、ビジネス成功の分かれ道です。要するに生涯顧客をいかに持つかということです。
今回企画したこの講座は、過去半年間の間に2度も開催し、大好評を博した講座の三回目(人生が変わるくらいの衝撃を受けた日ですとまでおっしゃる方がいます)。生涯顧客を持つために、「顧客配慮」の技術をどう活用するか、その実践術を伝えます。
「顧客配慮」とは、ホスピタリティの技術のうち、ベーシックかつコアとなる考とアクションです。これを会得すれば、ホスピタリティという概念・技術を、 属人的なものではなく再現性を持たせやすくする、つまり、経営資源として持つことができるのです。ホスピタリティを全社的に実践することができれば競合他社との競争は不要になり、低価格戦略も不要になります。なぜなら、顧客は結果、「あなたから買いたい!(また来たい)」と無意識に思ってくれるからです。こういう生涯顧客をコツコツ増やしていくことで、企業経営は健強になり、長期利益を継続させる確率を高めていくのです。
ホスピタリティの基本論理である「述語制」の理解と、その具体的技術である「顧客配慮」を徹底的に理解し、自社内で使えるプログラムとして持ち帰っていただくことを目標にします。
【こんなことをお伝えします!】
●DAY1 レクチャー 13:00~18:00(300分)
属人的な行為だと思われている「配慮」を「学べる技術」として理解する
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[1]ホスピタリティの基本ロジック総論
└「サービスとホスピタリティ」の詳細
[2]ホスピタリティがビジネス上の競争を無くす原理
└ ホスピタリティで顧客創造ができる構造理解
[3]ホスピタリティ技術としての「述語制論理」によるロジカルシンキング
└ あらゆるビジネスで有効なホスピタリティ技術
[4]「顧客配慮」のためのロジカルシンキング
└ ビジネスの現場で「顧客配慮」をするための思考法とトレーニング法解説
[5]顧客配慮演習(1)
└ 自分の現場で「顧客配慮」の思考を運用するためのトレーニング その1
●DAY2 演習&自社用レクチャー技術開発 10:00~16:00(300分/60分昼休憩)
「顧客配慮」の技術演習と、自分・自社の現場への落とし込みを考察する
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[1]顧客配慮演習(2)
└ 自分の現場で「顧客配慮」の思考を運用するためのトレーニング その2
[2]顧客配慮演習(3)
└ 自分の現場で「顧客配慮」の思考を運用するためのトレーニング その3
[3]自社用レクチャー技術考察/「顧客配慮」の自社用レクチャープログラム
└ 各人の現場や企業に合った形での、「顧客配慮」技術を指導するための方法を検討・考察
[4]ナレッジ共有会
└ DAY1~DAY2通した参加者同士の振り返りを行い、お互いが何を獲得し、何を課題として感じているかを共有
【こんな人におススメです!】
●ホスピタリティやサービスマナーを教えているプロの人
●人事研修担当者
●ウエディング・プランナーなど、高額商品の販売を担当している人
●「お前は配慮が足りない」と言われて悩んでいる方
●せっかくお客様を配慮してやっていることが、イマイチ喜ばれていないと感じる方
●ホスピタリティを技術として極めたい方。
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