【アカデミック講座】
第十回「いま知りたい、レベニュー・マネジメント導入の真実~ホテルの収益管理8年間の研究から見えてきたこと」
講師:専修大学 経営学部 教授 青木 章通氏
宿屋大学は、新しい講座プログラムのカテゴリーとして「アカデミック講座」を開設しました。
最新の観光・ホスピタリティ関連分野の研究や学術界の現状を紹介することと、観光・ホスピタリティ・ビジネスの研究者と本業界の実業に携わる方々のコミュニケーションの場づくりを目的としています。
産業界に役立つ研究をしている個性的な大学教授などを厳選して、開講していきます。
第十回は、専修大学 経営学部 教授 青木 章通氏です。
我が国の宿泊ビジネスにおいて、レベニュー・マネジメントの手法が導入されてから長い月日が経ちました。都市部のフルサービス型ホテルや宿泊特化型ホテルを中心に、レベニュー・マネジメントは多くの施設で普及しています。それに伴い、レベニュー・マネジャーの責任は、ますます重要になってきているといえます。
近年のレベニュー・マネジメントは、短期的な売上拡大を目的とした手法から、顧客管理やレピュテーション・マネジメントなどと連動することにより、継続的な売上の最大化、そして顧客からの評価向上に必要なツールへと変化を遂げました。
一方、個別の事例に関する情報に触れる機会は増えてはきたものの、実際の運用や導入の仕方、どういった組織でレベニュー・マネジメントは成功するのかを、ハッキリと掴めないでいる施設は少なくないはずです。
2017年の夏、青木教授は共同研究者と一緒に、日本全国のホテルに対しレベニュー・マネジメントに関するアンケート調査を行い、700施設以上からの回答を得ました。その膨大なアンケートを分析した結果、これまで常識とされてきた事例とは違ったものが見えてきました。
本講座では、アンケート調査の分析結果を踏まえ、我が国におけるレベニュー・マネジメント活用の現状と問題点を浮き彫りにし、その課題解決の道筋を皆さんと一緒に考えたいと思います。
【こんな内容です】
●収益管理(レベニューマネジメント)の概要
●アンケート調査から明らかになった日本のホテルの収益管理の現状と課題
●レベニュー・マネジメント実務とレピュテーション・マネジメントの関係
【こんな人におススメです!】
●最新の観光研究の現状を知りたい方
●アカデミックな視点に触れたい方
●実務と研究を結び付けたい方
●観光・ホスピタリティ業界を目指す学生から、経営者まで
●観光学分野の研究者を目指す方
◆◇◆ アカデミック講座とは? ◆◇◆
最新の観光・ホスピタリティ関連分野の研究や学術界の現状を知りたい方に、各分野の研究領域を、コンパクトにまとめ、ご紹介することを目的とした内容です。短時間で理解する「観光・ホスピタリティ関連分野の研究」講座です。さらに、観光関連、ホスピタリティ・ビジネスの研究、本業界に携わる方々と、研究者の相互理解の場でもあります。講師は、観光・ホスピタリティ分野の研究者であり、その研究成果を体系的に語れる人です。ゆえに、講義は体系的であり、調査や統計データに基づいた知識と研究成果の提供を行ないます。さらに、「机上の空論」に終始することなく、物事の見方や捉え方、思考することの重要性をわかりやすくお伝えしていきます。
本講座は、株式会社 アプリ(本社:東京都新宿区新宿3-1-22 NSOビル4F
https://apptli.co.jp/)の賛同とご尽力により、開催するに至りました。 |
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