【アカデミック講座】
第七回「観光人財をつくる~ニッポンの未来、これからの観光教育に求められること」
講師:日本観光ホスピタリティ教育学会会長
大阪観光大学名誉教授 鈴木 勝氏
宿屋大学は、新しい講座プログラムのカテゴリーとして「アカデミック講座」を開設しました。最新の観光・ホスピタリティ関連分野の研究や学術界の現状を紹介することと、観光・ホスピタリティ・ビジネスの研究者と本業界の実業に携わる方々のコミュニケーションの場づくりを目的としています。産業界に役立つ研究をしている個性的な大学教授などを厳選して、開講していきます。
第七回は、日本観光ホスピタリティ教育学会会長/大阪観光大学名誉教授 鈴木 勝氏です。
2020年訪日外国人旅行客4,000万人に向けて、観光人財の育成は急務といえます。一方、我が国の観光学部や学科を修了した学生が、観光関連企業に就職する比率は、わずか16.7%に過ぎないといったデータもあります。企業側も大学の専攻を考慮することなく採用する傾向があり、大学教育と産業界のニーズが必ずしも合致していないといえます。今後、「観光立国ニッポンの戦略」を考える上で、「産官学民」の相互理解と、さらなる連携強化を推し進めることと同時に、観光教育のコンテンツとその手法を考える必要性に迫られているのではないでしょうか。また、業界横断的に訪日外国人旅行客の誘致や施策策定、滞在時間を延ばすなどの仕組み作りも求められています。
本講座では、観光先進国スイスの事例なども踏まえ、今後の我が国における「観光教育」に望まれることなどについて、一緒に考えていきたいと思います。
【こんな内容です】
●観光関連における「産官学民」連携の現状とは
●我が国における観光教育の実態
●観光教育の課題と、今後必要なことは
●2020年訪日外客4,000万人は本当に達成できるのか
●観光教育先進国・スイスと日本を比較し、足りないことは
【こんな人におススメです!】
●「観光立国ニッポン」の現状を理解したい方
●「観光立国ニッポン」で、宿泊業がどのような役割を演じているかを知りたい方
●将来、「観光立国ニッポン」推進の一員になりたいと希望する方
●大学の観光学部や学科の観光教育分野で、実務経験を生かしたいと考えている方
●観光系学部や学科で、教員を目指す方
◆◇◆ アカデミック講座とは? ◆◇◆
最新の観光・ホスピタリティ関連分野の研究や学術界の現状を知りたい方に、各分野の研究領域を、コンパクトにまとめ、ご紹介することを目的とした内容です。短時間で理解する「観光・ホスピタリティ関連分野の研究」講座です。さらに、観光関連、ホスピタリティ・ビジネスの研究、本業界に携わる方々と、研究者の相互理解の場でもあります。講師は、観光・ホスピタリティ分野の研究者であり、その研究成果を体系的に語れる人です。ゆえに、講義は体系的であり、調査や統計データに基づいた知識と研究成果の提供を行ないます。さらに、「机上の空論」に終始することなく、物事の見方や捉え方、思考することの重要性をわかりやすくお伝えしていきます。
本講座は、株式会社 アプリ(本社:東京都新宿区新宿3-1-22 NSOビル4F
https://apptli.co.jp/)の賛同とご尽力により、開催するに至りました。 |
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