【松岡孝介(まつおか こうすけ)氏プロフィール】
東北学院大学経営学部 准教授
明治大学経営学部卒業。明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。
大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。2012年 博士(経営学)。
2013年9月~2014年8月 南オーストラリア大学ビジネススクール 国際経営大学院 客員研究員。
主に顧客関係性マネジメントと会計の関わりについて研究。特に,関係性の高い顧客(固定客またはリピーター)から安定的に得られ収益,すなわち「固定収益」を評価するための管理会計研究を行っている。また,固定収益を得るためには,顧客満足や従業員満足も欠かせないことから,10年以上にわたりホテル業における顧客アンケート調査や従業員アンケート調査に携わった経験がある。
東北学院大学では,宮城県の観光業に関わる研究・教育チームにも参画し、宮城県の旅館の女将を大学に招聘して行う講義「おもてなしの経営学」には,メンバーの一員として5年以上携わっている。その成果として,3冊の書籍(おもてなしの経営学:実践編,
理論編,震災編)を出版。さらに,最近では,宮城県塩釜市の観光客アンケート調査プロジェクトに参加し,市民向けプレゼンテーションや,オーストラリアの観光系研究者との共同研究も行っている。
主要論文
「従業員満足度,顧客満足度,財務業績の関係―ホスピタリティ産業における検証―」『管理会計学』第22巻第1号,2014年(共著)【2014年度日本管理会計学会論文賞受賞】
「顧客満足度の差異析にかかわる研究」『原価計算研究』第34巻第2号,2010年(共著)
「固定収益会計における差異展開の研究―Bathtub Modelの適応―」『原価計算研究』第33巻第2号,2009年(共著)
「顧客満足および顧客ロイヤルティと財務業績の関係に関する実証研究」『大阪大学経済学』第55巻第4号,2006年
主要著書
『固定収益会計に基づく財務業績及び非財務業績の差異分析の研究—収益管理会計を探求して—』SC2出版,2014年
『おもてなしの経営学[震災編]―東日本大震災下で輝いたおもてなしの心―』創成社,2013年(共編)
『おもてなしの経営学[実践編]―宮城のおかみが語るサービス経営の極意―』創成社2012年(共編)
『おもてなしの経営学[理論編]―旅館経営への複合的アプローチ―』創成社,2012年(共著)
『固定収益マネジメント』中央経済社,2005年(共著)
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