景気や社会情勢の浮き沈みや荒波にも翻弄されず、操縦桿をしっかり握り経営のかじ取りを行なえる経営者。短期収益だけでなく、長期ビジョンと戦略を持って事業継続できる経営者。お客さまが喜び、企業が儲かるだけではなく、社員も地域も幸せにできるホテル・旅館の経営者。
いま日本に求められているのは、こうした健全経営ができる強い経営者ではないでしょうか。宿泊業のビジネススクール「宿屋大学」は、そう考えて2023年から「ホテル経営研究会」を始めました。
ホテル業界の識者から、「宿屋大学は、マネジャー育成では一定の成果を出しているが、この業界に本当に必要なのは経営者だ」という意見をいただいたことがきっかけです。優秀なマネジャーは100人のスタッフを幸せにできるけれど、優秀な経営者が一人いれば1,000人のスタッフを幸せにでき、社会をもっと潤すことができるのです。
2025年、3期目となる「ホテル経営研究会」を開催します。「健全経営を続けられる強いホテル・旅館経営者に必要な要素はなにか?」。この「問い」を熟考するのに相応しい10人の講演者に賛同をいただきました。宿泊ビジネスの本質を見極め、その在り方や価値創造の仕方を深く考え、社会や社員を幸せにできる経営者とは。
2025年、1年かけてこれを共に考えるメンバー、研究会員を募集します。
ホテル経営者にとって多様な価値を得られる場所
JR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社
代表取締役社長執行役員 角谷 英彦氏
VUCA時代の中で、宿泊業界は転換期を迎えており、ホテル・旅館の未来像を様々な角度から模索しております。「ホテル経営研究会」に参加し、ご登壇される講師陣の知識や経験そして想いに触れることで、自分自身のモヤモヤを解消してくれる有難い存在となりました。ただ講師から話を聞くだけでなくディスカッションが出来ること、先進地視察があること、動画を社員に共有し新たな学びに繋げられることも貴重です。また、これがご縁で受講者同志の輪が広がり、講師の方とはビジネスパートナーとして繋がったことも大変感謝しております。
自分の経営判断や言動の答え合わせの時間
グリーンホテルYes近江八幡
代表取締役社長 川村 博氏
私はかつて旅館経営の師匠に「社長3つの仕事」という教訓を授かりました。「会社の方向性を決めること」「社員を教育すること」「情報を収集すること」、この3つです。「ホテル経営研究会」は、まさにその情報収集の場として最も適しています。講師陣は、自分だけの力ではお話聴きたくても、会うことも難しい方ばかり。また一緒に勉強する経営者仲間もみなさん魅力的で、共にする時間は実に有意義かつ刺激的、自分の経営判断や言動の答え合わせの時間にもなっています。学びを自分の事業に落とし込み、お客さまの満足とスタッフの幸せをより高いところに誘いたいと思います。
会社の目指すべき理想の姿を確立できた
株式会社水鳳園(懐石宿 水鳳園)
専務取締役 上村 真沙義氏
研究会で学びながら、私は、会社の理想の姿「幸せを創造する企業」を目指し、その姿から逆算し、短期的・中長期的にやるべきことを考え続けました。その結果、5年前まで経営に苦しんでいた弊社が、ここ数年で売上・利益共に向上し、今期は過去最高売上、最高益を出せるペースで推移するまでに至りました。ここでの学び、そして出会った経営者仲間との交流のなかで得られる学びが私の大きな財産となっています。
項目 |
詳細 |
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【日程】 |
2025年5月8日~2026年3月13日 |
【特典】 |
・当日の講演録画を、その後1週間限定でYouTubeにて公開します。時間帯が合わない方でもアーカイブをご視聴いただけます。 |
【お申し込み方法】 |
ページ内「申し込みボタン」からお申し込みをお願いします。必要事項をご入力ください。 |
【参加資格】 |
(1)短期収益だけでなく、長期ビジョンと戦略を持って、事業継続できる経営を目指している方 |
【定員】 |
30人(最少催行人員10人) |
【締め切り】 |
2025年5月1日 |
【会費】 |
300,000円(税別) |
【会場】 |
オンライン・オフラインのハイブリッド開催 |
日程 |
講演スタイル |
講演者 |
|
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第1回 |
2025年5月8日(木)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
佐々木 耕一 氏 |
第2回 |
2025年6月12日(木)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
江上 剛 氏 |
第3回 |
2025年7月11日(金)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
坂本 貴志 氏 |
第4回 |
2025年8月8日(金)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
針谷 了 氏 |
第5回 |
2025年9月18日(木)16時~18時 |
ZOOMによるオンラインのみ |
岩佐 十良 氏 |
第6回 |
2025年10月8日(水)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
シークレット講演者 |
第7回 |
2025年11月14日(金)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
影山 知明 氏 |
第8回 |
2026年1月9日(金)16時~18時 |
ZOOMによるオンラインのみ | 隂山 正弘 氏 |
第9回 |
2026年2月6日(金)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
高林 浩司 氏 |
第10回 |
2026年3月13日(金)16時~18時 |
オンライン・オフライン(日本青年館ホテル) |
香取 貴信 氏 |
※ハイブリッド開催の回は、会場にお越しいただくか、ZOOMによるオンライン参加の、どちらかをお選びいただけます。
※オフラインの講座は、同じ企業の社員さまの場合2人まで参加可能です。
※ご都合により参加が難しい場合、当日の録画をアーカイブにてご視聴が可能です。1週間限定でYouTubeにて公開いたします。
※アーカイブは研究会員の所属している企業の社員さま限定でご視聴いただけます。
※ハイブリッド開催の回は、研究会終了後の18:30より懇親会を行います。(任意参加、実費がかかります)
※ハイブリッド開催の回は、15時より40分程度、研究会員によるショート講演会も検討しております。(任意参加)
※「先進ホテル視察ツアー」として、宿屋大学の選りすぐりホテルや旅館、観光エリアを巡るツアーを実施します。
※ツアーは2~3回程度の実施を想定しています。(任意参加、実費がかかります)
プロフィール
1947年秋田市生まれ。
1971年 早稲田大学商学部卒後、株式会社TVB入社。財務部・監査室・ホテル事業部。75年ホテルサンバレー那須開業準備室に。
その後、現場責任者として30年勤務(総支配人・専務・副社長・社長)本館1館・1000坪からスタートし、退任時は同一エリアに大小9ホテル、10万坪、初年度売上3億1千万円(最高売上74億円)に規模を拡大。
2005年サンバレー那須退任後、株式会社サン・インターナショナル設立、リゾートホテル運営受託業務開始。2007年オリックス不動産と業務委託契約(杉乃井ホテル担当)。09年杉乃井ホテル専務執行役員総支配人(15年間ホテル内にリブイン)。建物を有効活用することによって、増築なしで562室を647室に増やす。22年杉乃井ホテル退任・オリックスホテル&マネージメント顧問。23年オリックスマネージメント顧問退任。
プロフィール
作家。
1954年1月7日兵庫県生まれ。
77年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。梅田・芝支店の後、本部企画、人事関係(総括部、業務企画部、人事部、広報部、行内業務監査室)を経て、高田馬場、築地各支店長を務める。
2003年3月に退行。97年「第一勧銀総会屋事件」に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。その後のコンプライアンス体制に大きな役割を果たす。銀行員としての傍ら、02年「非情銀行」で小説家デビュー。
03年退行後、作家として本格的に活動。経済小説の枠にとらわれない新しい金融エンタテイメントを描いている。サラリーマンの悲哀を描いた「失格社員」や、大倉喜八郎の生涯を描いた「怪物商人」などの評伝小説はベストセラーに。テレビ朝日『庶務行員 多加賀主水』シリーズやテレビ東京『ラストチャンス 再生請負人』などドラマ化も多数。近著は「王の家」(光文社)、「使える!貞観政要」(ビジネス社)、「定年後の壁 稼げる60代になる考え方」(PHP新書)、「野心と軽蔑 電力王・福澤桃介」(PHP研究所)、「凡人田中圭史の大災難 (光文社文庫)など。
プロフィール
一橋大学国際公共政策大学院公共経済専攻修了後、厚生労働省入省。社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府にて官庁エコノミストとして「月例経済報告」の作成や「経済財政白書」の執筆に取り組む。
三菱総合研究所にて海外経済担当のエコノミストを務めた後、人材系シンクタンクに所属。
著書に『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』(24年 講談社現代新書)、『ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』、(22年 講談社現代新書)『統計で考える働き方の未来』(20年 筑摩書房)がある。
プロフィール
(株)利他ホールディングス 会長。
1951年滋賀県生まれ。同志社大学卒業。
69年倒産寸前の家業を支えるため、大学1年で湯元舘に入社。74年、23歳で専務になり、76年25歳で実質的経営トップに。84年先代である父・和雄氏の死去に伴い、33歳で社長に就任。2011年還暦を迎えたのを機に会長に。
おごと温泉観光協会会長、日本旅館協会会長などを歴任。湯元舘の革新と同時に、おごと温泉の変革に尽力。歓楽街という負のイメージを一新、「おごとブランド」を確立した。
プロフィール
株式会社自遊人 代表取締役、株式会社小柳 代表取締役、自遊人編集長、クリエイティブディレクター・編集者。
2000年、雑誌『自遊人』創刊。04年、新潟・南魚沼に移住。14年、新潟・大沢山温泉に開業した『里山十帖』が「グッドデザイン賞BEST100」受賞。
その後『講 大津百町』『箱根本箱』『松本十帖』を開業。『松本十帖』開業の様子はNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放送された。24年春『10Stories OZE 尾瀬十帖』を開業。25年、新しい宿泊スタイルを提案する『10Stories Stay』を「UONUMA」「OZE」「MATSUMOTO」の3拠点で開業予定。17年、『Forbes JAPAN』「地方を変えるキーマン55人」選出。16年〜18年、21〜22年グッドデザイン賞審査委員。19年「新潟・庄内デスティネーションキャンペーン」、22年「新潟ガストロノミーアワード」総合プロデューサー。武蔵野美術大学客員教授、多摩美術大学客員教授
プロフィール
宿屋大学の超人気講師。
幅広くさまざまな業界においてコンサルティングをされている方。ホテルや旅館の業務支援や研修の仕事も過去10年以上されています。
プロフィール
クルミドコーヒー / 胡桃堂喫茶店 店主。
1973年東京西国分寺生まれ。
東京大学法学部卒業後、マッキンゼー&カンパニーを経て、ベンチャーキャピタルの創業に参画。その後、株式会社フェスティナレンテとして独立。2008年、西国分寺の生家の地に多世代型シェアハウスのマージュ西国分寺を建設し、その1階に「クルミドコーヒー」を、17年には国分寺に「胡桃堂喫茶店」をオープン。
出版業や書店業、哲学カフェ、大学、米づくり、地域通貨などにも取り組む。
著書に『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~』(大和書房)、『続・ゆっくり、いそげ ~植物が育つように、いのちの形をした経済・社会をつくる~』(査読版、クルミド出版)。
プロフィール
隂山建設株式会社 代表取締役。
1975年福島県郡山市生まれ。
99年、代表取締役就任。会社経営が危機の時や東日本大震災時に皆さまからいただいたご支援に対する「恩返し・恩送り」の想いから、鬼怒川決壊時や熊本地震、西日本豪雨そして能登半島地震等の災害時には災害復興支援活動を実施。
毎年1,200名を超える方々にご協力をいただいている国内最大規模「愛の献血活動」を41年間継続。開催し累計受付人数は昨年41,929人を達成。2023年10月には日赤東日本ブロック血液センターより東北初の感謝状を授与。
また、従業員の万が一の際には遺族への学費援助等を約束した「一般財団法人カゲヤマホールディングス(株)育英会」を組織。定年制の撤廃や女性でも働きやすい職場環境の整備に DXの技術を活用するなど、誰もが安心して働くことができる建設業を目標に様々なチャレンジを続けている。『日本でいちばん大切にしたい会社7』にて紹介されている。2025年2 月号「グロース企業トップインタビュー」、同2月9日BSテレ東「グロースの翼」出演
プロフィール
ホーワス・アジア・パシフィック、ジャパン 代表取締役社長 マネージングディレクター。
1967年、東京・池袋生まれ。武蔵野美術大学在学中の89年にデザイン会社を起業。
一橋大学法学部卒業。一橋大学商学研究科修士(MBA)。コーネル大学ホテル経営学部修士(MMH)。三菱商事(株)、PWCコンサルティング、ホーワス・アジア・パシフィック、ジャパン 取締役を経て2024年より同社代表取締役社長に就任(現職)。日本宿泊産業マネジメント協会(JLM)理事(2023年~現職)。米国公認会計士(米イリノイ州登録)。京都大学経営管理大学院 客員准教授(2021年~現職)。一橋大学大学院経営管理研究科 非常勤講師(2018年~現職)。
著書に『[新版]ホテルマネジメント契約実務資料集』(綜合ユニコム(株))、『サービスアパートメントの開発・運営計画実務資料集』(綜合ユニコム(株)、共著)、『コンドミニアムホテルの事業化計画&販売計画実務資料集』(綜合ユニコム(株)、共著)、『ホテルのMC&FC契約実務と書式資料集』(綜合ユニコム(株))など。
プロフィール
1971年、東京都生まれ。『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』著者。
高校1年時に東京ディズニーランドでアルバイトを始める。ヤンキー少年だった香取貴信にとって、このアルバイトが運命的な出会いとなり、日々の作業の中で「仕事」「教育」「サービス」の本当の意味を学ぶこととなる。
95年、レジャー施設などの現場運営コンサルティングを行う株式会社シュウ研究所に入社。「来場するすべてのゲストに笑顔と素敵な思い出を」をテーマに活動し、数々の施設を成功に導いた。2004年には独立し、有限会社 香取感動マネジメントを設立。主な著書に『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』(こう書房)などがある。現在は企業、教育機関、行政、医療機関など、様々な業種を対象に講演およびセミナーを実施している。失敗体験なども交えた講演は大人気で、年間250本程度の依頼を受け、全国を飛び回っている。「感動サービス」「人財育成」が主なテーマ(https://www.e-storybank.com/company/)