「筋金入りのホテリエ」の、育成を目指して。

「日本のホテルのサービスは世界一素晴らしい。でも、ことマネジメントとなるとグローバルスタンダードからかなり劣後しているのではないか」

これは、国内外のホテル業界をよく知る人が共通して持つ意見です。

なぜこういう状況になってしまったのでしょうか。

その最も大きな理由は、多くのホテル業界人が持つ「ホテルはこうあるべきだ」という固定観念であり、顧客満足至上主義です。

ホテルもビジネスです。きちんと利益を残し、それを給与としてスタッフに還元していかなければ産業としての発展は見込めません。

日本のホテル業界にいま最も必要なのは、CS(顧客満足)、ES(スタッフ満足)、Profit(利益)をバランスよく高めることのできるプロフェッショナルホテルマネジャーです。現場のホテルオペレーションを理解し、ビジネスや数字にも強く、オーナーや投資家ともわたり合える「筋金入りのホテリエ」の育成が急務なのです。

こうした人材が育たない限り、日本のホテル運営会社や日本人ホテリエが、世界のホテルオペレーターと伍してビジネスを推し進め、グローバル社会で生き残っていくことはできないでしょう。

しかしながら、この不況下でホテルは正社員を削り、給与は上がらず、優秀な人材は、より魅力的な産業にどんどん転職していきます。結果、次代のホテル業界を牽引する人材が少なくなり、極めて危機的な状況に陥っているのが現状です。

業界は、進化どころか、退化しているのかもしれません。

2010年、宿屋大学は企業化しました。(株)オータパブリケイションズと東京YMCA国際ホテル専門学校の共催事業として、セミナーや講演会、講座を、2000年から続けて参りましたが、一企業として、バージョンアップしたビジネススクール運営に取り組んでいます。

CS、ES、Profitをバランスよく高めることのできる「筋金入りのホテリエ」育成、次代のホテル業界を牽引するリーダーの育成を主軸に、ホスピタリティ産業に従事する方々の応援に全力であたっていきたいと思います。

近藤寛和

宿屋大学とは代表プロフィール

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